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自治体の皆さまへ

鬼北町議会 6月定例会(6)

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愛媛県鬼北町

■一般質問(つづき)
◆松浦司議員
◇鬼のまちづくりについて
《問》『鬼のまち』をPRするのにどのような取り組みをされたのか。
《答》これまで「鬼のまちづくり事業」については、全国の自治体の中で、唯一「鬼」の文字が町名に入ることを活かし、いかに町の活性化につなげていくかを基本とする中、鬼北町の認知度向上を目的に、PR活動に取り組んできた。
これまで、鬼の造形大賞やフォトコンテスト、ウォールアート事業など、各種コンテスト企画によるPR活動をはじめ、「鬼のお太鼓コンテスト」や「愛ある鬼嫁コンテスト」などのイベントの開催、県内外のイベントでは、鬼王丸スーツによる町のPRや町物産の販売、ノベルティーの配布など、「愛媛県
鬼北町」の知名度アップに努めてきたほか、SNSや新聞、雑誌、テレビ等の様々なメディア、空港サイネージの活用や町営バス、JR予土線をPR媒体として活用するなど、町内外に幅広く情報発信を行い、「鬼のまち
鬼北町」のPR活動に取り組んできた。

《問》支出予算に対する費用対効果について。
《答》様々なPR活動については、「たくさんの方に鬼北町を知ってもらう。」、そのことをまずは一番の目的として取り組んでいるので、「各PR事業によってどれぐらいの方に知っていただき、一人当たりに対する経費はどれぐらいであったか。」、いわゆる各PR事業において、どれだけの方が鬼北町を認知いただいたかを数値で把握し、検証することは難しいと考えている。
しかし、例えば、ふるさと納税で見た場合、鬼のまちづくり事業への取り組み前は、納税件数が約100件、寄付額が約390万円であったが、2体のモニュメント設置後は、納税件数が約1,200件で寄付額が約2,400万円、令和4年度には、納税件数が約3,000件、7,300万円にまで大幅にアップしたほか、町を訪れる年間入込客数についても、取り組み前に比べ、1.5倍にまで増加している。
これら増加の要因については、ふるさと納税返礼品における町産品の魅力、また、町内誘客施設自体の魅力によることはもちろんであるが、ひとつには、鬼北町に多くの方が足を運んでいただけるようになったこと、道の駅や事業者の皆さんが、鬼関連商品の開発や販売、ふるさと納税の返礼品としても提供いただくようになったこと、なによりPR活動により「鬼のまち・鬼北町」を知っていただいたことで、「行ってみよう。」「買ってみよう。」「食べてみよう。」などの行動に繋がったものと捉えているところであり、PR活動が町産品や交流人口の拡大に効果があったものと実感をしている。

《問》『鬼の造形大賞』の募集により、全国から多くの造形が集まっているが、現在どのような活用をされているのか。
《答》「鬼の造形大賞」については、これまでに計8回、500を超える作品を出品いただいており、その作品については、作品名や作者、作者のコメントなど、「鬼の造形大賞」公式Instagramで紹介し、鬼の造形大賞のPRに活用させていただいている。
出品の際には、日吉歴史民俗資料館において、約8ケ月間ほど作品を展示し、展示終了後は、痛みや色落ち等の無いよう保管に努めることとしているが、作品の一部については、役場庁舎内や道の駅、南予森林組合のほか、フジ広見店や東温市のフジグラン重信においても、展示をいただいている。
SNSを活用し、全国に広く発信することで、鬼の造形大賞のほか、鬼北町の認知度も向上していると考えるが、今後、観光町づくり事業を推進する上で、保管作品の活用の在り方についても、引き続き、検討していきたいと考えている。

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