■未知の新興感染症への対応について
今般の新型コロナウイルスの爆発的な感染流行を受けて、現在、国及び各自治体の保健行政が一体となって未知の新興感染症に対する即応体制づくりが進められています。
当院でも、今回のコロナ感染症においては比較的早期にウイルス拡散増幅(PCR)検査機の導入による発熱外来の設置を行い、感染者の診断および外来経過観察を行いました。また、感染流行中期以降は鬼北地域唯一の即応病床を確保し、入院を必要とする中等症以上の感染者にも対応いたしました。この経験を活かし、未知の新興感染症に対してもできる限り早期に対応できるよう各関係機関と連携しながら体制を整備しております。
感染症の大流行は地震や水害と同様、いつ起きるかわからない災害です。災害対策と同様、万一に備えての平時からの体制づくりが重要と考えています。
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