令和5年度 新作万燈・若衆頭 一挙紹介

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秋葉社の祭礼として始まり、240年以上の歴史を誇る万燈祭。県の無形民俗文化財にも指定され、7つの町や市内の企業や地区が参加します。
平成30年には「第22回ふるさとイベント大賞」で大賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。万燈は、日が沈むにつれ、色鮮やかに光を放ち、見る人を魅了します。そして、若衆が高さ約5m、重さ約60kgの万燈を一人で担ぎ、勇壮に舞う様は圧巻です。
ぜひ、各町自慢の華麗な万燈と舞を見に来てください。

◆寺横町
川本　康平(かわもと　こうへい)
刈谷の空に龍が舞うかの如(ごと)く、若衆一同精一杯担ぎます!

▽家康(いえやす)と金色(こんじき)の龍(りゅう)
三河に生まれ、天下統一と泰平を成し遂げた徳川家康。岡崎城での家康生誕の朝、城楼の上に雲を呼び風を招く金色の龍が現れたと言います。
今年はその伝説の龍を守護神に采配を振る家康の、重厚で勢いある姿を表現してみました。お祭りができる喜びを、舞う万燈から感じていただければ幸いです。

◆司町
梶川　丈(かじかわ　じょう)
原点回帰、元気は司の宝物!

▽一条戻橋(いちじょうもどりばし)渡辺綱鬼退治(わたなべのつなおにたいじ)
摂津源氏の源頼光の四天王の筆頭として剛勇で名の通る渡辺綱が一条戻橋で茨鬼童子に空中から襲われて捕えられそうになり、その茨鬼童子を振り払うため、腕を切り落とそうとする場面を表現しました。
茨鬼童子が被る羽織物や渡辺綱の着物の色彩にこだわりました。夜、灯(ともしび)が入った時の万燈に、ぜひ注目して観てください。

◆広小路五組
古橋　一輝(ふるはし　かずき)
すすんで楽しもうしっかり伝統をつなごうともども盛りあがろう

▽木曽山中(きそさんちゅう)樋口治郎兼光大猿退治(ひぐちじろうかねみつおおざるたいじ)
木曽の山中で白猿を退治したと伝えられている樋口治郎兼光を題材にしました。
樋口治郎は平安時代末期に義仲四天王の一人として名をはせた武将です。本題材では樋口治郎が刀を手に白猿と組み合う姿を迫力ある構図で表現しています。獰猛(どうもう)な白猿を押さえ込む樋口治郎の勇敢な姿をご覧ください。

◆新栄町
近藤　光平(こんどう　こうへい)
新栄町の団結力、ぜひ観に来てください!

▽朝夷奈義秀(あさひなよしひで)大鰐鮫(おおわにざめ)ヲ生(い)ケ捕(ど)ル
正治2年9月、時の将軍源頼家は、小壺の浜で若い御家人達と共に笠懸(かさがけ)をした後、舟を出し酒宴を催した。その宴席に、北条氏に滅ぼされた和田義盛の三男で、水練の達者と聞き及ぶ朝夷奈義秀を呼び寄せ、彼の持つ勇猛無比の力をこの場で見せるよう命じた。
義秀が一人、海に飛び込み大鰐鮫を生け捕りにしている場面を表現しています。

◆東陽町
小穴　義将(こあな　よしまさ)
東魂溢れる若衆の万燈舞をご覧ください!パワー!

▽平治(へいじ)の乱(らん)
平治元年、京都で権力争いにより起こった内乱「平治の乱」。
平氏総領の平清盛と源氏総領の源義朝の対戦をぶつかり合う馬や両氏向かい合う構図にて表現し、互いに引かない死闘が伝わる躍動感ある万燈です。

◆銀座
高井　誠矢(たかい　せいや)
銀座らしく、気合の入った最高の祭りを魅せます。

▽大阪夏(おおさかなつ)の陣(じん)坂崎直盛(さかざきなおもり)‐千姫救出(せんひめきゅうしゅつ)
大阪城落城の際、家康は孫娘である千姫を救出した者と千姫を結婚させるとの下知をとばした。この言葉を受け、津和野藩主坂崎直盛が、顔に火傷を負いながらも千姫を救出した。
題材は、落城する大阪城から千姫を救うべく炎の中で坂崎直盛が疾走する馬の手綱をさばく構図としました。燃え盛る炎と対照的な騎馬武者の疾走感を演出しました。

◆広小路
柘植　雄介(つげ　ゆうすけ)
皆さんに楽しんでいただけるように精一杯頑張ります。

▽義経(よしつね)八艘飛(はっそうと)び
今年は、源義経の数ある逸話から壇ノ浦の戦いでの八艘飛びを題材にしました。敵兵を討ちながら平教経から逃げる義経の躍動感や悲壮感を表現できたと思います。また、海上(船上)での戦いを表現するため細部まで作り込みました。
ゆっくり細部まで見ていただけると「広小路のこだわり」を見つけることができます。

■新楽
日時：7月29日(土)16時30分～22時
新楽は「人に魅せる祭り」。若衆が万燈を担ぎ、勇壮に舞い踊ります。
スケジュール：
・全町集合(東陽町)…16時30分
・全町一斉舞(東陽町)…17時～17時10分
・全町一斉舞(広小路通り)…19時50分～20時25分
・ふれあいタイム(広小路通り)…20時25分～20時40分

■本楽
日時：7月30日(日)16時50分～22時
本楽は「神に捧げる祭り」。秋葉社内で各町による神前舞が披露されます。
スケジュール：
・全町集合(広小路通り)…16時50分
・神前舞(秋葉社)…17時40分～20時35分
・全町一斉舞(広小路通り)…21時～21時10分

◆アクセス
・名鉄・JR刈谷駅から徒歩約15分
・名鉄刈谷市駅から徒歩約5分

▽注意事項
・当日は、祭り会場周辺で交通規制を行います。来場の際は公共交通機関を利用してください。
・交通規制に伴い、市公共施設連絡バス「かりまる」は一部運行内容を変更します。
詳細は市HP(【ID】1001743)を確認してください。
・時間帯ごとに通行可能道路が変わりますので、注意してください。
・天候などの状況により、規制内容が変更となる場合があります。
・路上駐車はご遠慮ください。
・小型無人飛行機(ドローン)などの利用は、事故防止のため、おやめください。

〇進行ルート
※詳しくは本紙6ページまたはPDF版をご覧ください。

問合せ：市観光協会
【電話】23-4100