■令和4年度(昨年度)の決算状況
歳入の特徴として、新型コロナウイルス感染症の影響から回復が見られたことにより、市税が288億円(前年度比2.5%増)と増加したものの、子育て世帯等臨時特別支援事業が終了したことによる国庫支出金の減少等の理由により、全体としては減少しました。
歳出の特徴としては、乙川中学校改築等事業の増などにより、全体として増加しました。実質収支(歳入から歳出および翌年度に繰り越す額を差し引いた額)は、約19億円(前年度比20.4%減)の黒字となりました。
●「一般会計」の決算状況
・歳入総額 482億7,090万円
(前年度比△4億9,860万円)1.0%減⬇
・歳出総額 462億3,117万円
(前年度比+4億4,867万円)1.0%増⬆
・実質収支 19億3,588万円の黒字
(前年度比△4億9,595万円)20.4%減⬇
◯歳入総額 482億7,090万円
◎歳入内訳(前年度 487億6,950万円)
◯歳出総額 462億3,117万円
(前年度 457億8,250万円)
◎歳出(目的別内訳)
◎歳出内訳(目的別)の説明
歳出総額を市民一人当たりに換算すると39万3,510円になります。
※【】内の金額は令和4年度末の住民基本台帳人口(117,484人)で割った市民一人当たりの支出額です。
◎歳出(性質別内訳)
●「特別会計」の決算状況
・歳入総額 235億3,082万円
・歳出総額 227億3,515万円
全ての特別会計において赤字収支はありませんでした。
◎令和4年度特別会計決算
●「企業会計」の決算状況
◯病院事業
《収益的》
・収入 154億1,763万円
・支出 143億3,704万円
《資本的》
・収入 25億3,832万円
・支出 28億2,373万円
◎収益的収支が5年連続の黒字
◎医業収支は13年連続の黒字
新型コロナウイルス感染症が感染の拡大と収束を繰り返すなか、地域の医療機関との緊密な医療連携と機能分担を進め、良質な医療の提供による収入確保と経費削減に努めた結果、10億8,059万円の黒字となりました。
◯水道事業
《収益的》
・収入 20億5,855万円
・支出 18億3,153万円
《資本的》
・収入 5,410万円
・支出 6億1,331万円
◎収益的収支は黒字だが減少傾向
家庭用使用水量の減少等に伴う給水収益の減により、収益は減少しましたが、突発的な漏水に対応するための修繕費や、企業債の償還が進んだことに伴う支払利息等の減により、水道事業費用も減少しました。これにより21年連続して当年度純利益は生じましたが、利益額は減少傾向にあります。
水道施設は経年化が進んでおり、今後更新費用が増加する見込みのため、健全経営に必要な収益をいかに確保するかが課題となっています。
◯下水道事業
《収益的》
・収入 33億3,667万円
・支出 33億1,594万円
《資本的》
・収入 18億4,773万円
・支出 28億14万円
◎一般会計からの補てんにより収益的収支が黒字
有収水量の減による使用料収入の減少はあったものの、企業債償還利息の減少により、約2,073万円の黒字となりましたが、これは一般会計からの補てんによるものです。一般会計からの補てんを減らし、安定的な自立経営を実現するため、令和5年度および令和8年度以降に行う使用料改定を通じて、適切な使用料体系を確立し、接続率の向上を図るなど経営の健全化に取り組んでいきます。
問合わせ:財政課
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