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[特集] “オクオカ”の今を知る about today’s Okuoka (2)

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愛知県岡崎市

■30年後を見据える 30years later…
◆オクオカの課題
近年、若年層の都市部への転出が進むことにより、オクオカの人口は減少傾向にあります。少子高齢化が進行することで、草刈りなどの地域共同作業が困難になったり、伝統芸能の継承が危惧されたりするなどの問題も発生しており、地域コミュニティの弱体化が進んでいます。
また、険しい山などの地理的に不利な条件や鳥獣害の多発などが農林業に影響を及ぼすことも多く、担い手不足や放棄される耕作地も増加しています。このような地域の活力低下や産業の低迷は、本来地域が有している多面的・公益的機能の低下にもつながります。
市では令和4年3月に「中山間地域活性化計画〜オクオカイノベーション2030〜」を策定。
オクオカに住む人々の生活を維持するとともに、農地や森林が有する多面的・公益的機能を発揮させ、オクオカの資源や魅力を活かして民間と行政が手を取り地域づくりを進めています。

◆オクオカイノベーション
地域づくりは全く新しいものを外部から持ち込むのではなく、活用可能な地域の資源を発掘し、磨き上げ、さらにこれまでにない他分野と組み合わせることで、魅力ある持続可能な地域を作り上げることを目指しています。

◆01くらし
◇project#1 地区別計画の作成
オクオカの中でも各地区で特色があり、地域資源も課題もそれぞれ違います。地区で議論を重ね、自分たちでどのような取組を行っていくか、学区単位での計画策定に取り組んでいます。市では客観的な統計データや他地域の取組状況などの提供、ワークショップ開催などの支援を行っています。

◇project#2 移住政策
・移住相談窓口「もりまっち」
オクオカへの移住を促進するため、わんパークに移住相談窓口「もりまっち」を設置しました。「もりまっち」では移住希望者からの相談を受け付け、オクオカへの移住に関する情報などを提供しています。

[移住相談窓口]
受付時間:10時~16時※平日は要予約(火曜日定休)
場所:わんパークわんぱくハウス内(淡渕町)
【電話】090-2512-9500【メール】ijyu@morimachi-okazaki.jp

・地域の移住アドバイザー
地域と移住希望者のマッチングが円滑に進むよう、オクオカ内全学区に移住アドバイザーを配置しました。集落の巡回・点検による地域情報、住民ニーズや空き家の把握などを行っています。

◇project#3 地域コミュニティづくり
令和5年度から移動販売車「うえたん号」の運行を開始しました。食品・生活日用品に加え化粧品や医薬品を販売、オンラインによる専門職(薬剤師・管理栄養士)からの健康診断などを行っています。

◇project#4 農村RMO
※インスタグラムもチェック!
下山学区では、人口減少や高齢化が進行する中で、暮らしを守り、地域コミュニティを維持して持続可能な地域づくりを目指すための取組として、農村資源を活用した農村RMO(地域運営組織)の活動が始まっています。旧JA下山支店が新たに「YAMABIKO(やまびこ)」という愛称で生まれ変わり、地域住民の活動拠点として使用されています。現在、農林産物の直売所などとして活用を始めています。

・となりの田んぼプロジェクト
活動の一環として、となりの田んぼプロジェクトが始動。下山学区にある田んぼで、地元のサポートを受けながら1年を通して稲作を体験できる取組です。
令和5年度は28組の家族が参加中!

問合せ:中山間政策課
【電話】23-6206【FAX】23-8970

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