皆さん、「線維筋痛症」という病気を知っていますでしょうか。昨年12月のおでかけミーティングでは、幼少期からこの病気の重い症状と闘い、岡崎でミリタリーショップを経営する足立さんを訪ねました。線維筋痛症は、3カ月以上の長期にわたって、身体の広い範囲に痛みが生じ、激しい疲労感、不眠、頭痛など幅広い症状が伴う病気と言われています。激しい痛みを伴うこともあり、身体の中でガラスが割れ、その破片で傷つけられる痛みと表現されています。
病気の原因は不明で、症状の軽いかたから重いかたまで一括(くく)りに線維筋痛症と診断されるため、推定患者数は200万人と言われています。患者数が多いことから国が定める指定難病の要件(人口の0.1%程度)に該当せず医療費助成を受けることもできません。
また、血液検査や画像検査などから特徴的な異常が得られないこともあり、周囲の無理解、誤解により精神的苦痛も強くなっています。まずは、こうした病気があることを知ってもらい、周囲の理解が得られる助けになりたいと思っています。
※おでかけミーティングの詳細は本紙二次元コードから
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