■“市民が主役 サステナブル(持続可能)で活力あるまち”をめざして
岩倉市議会議長 関戸 郁文
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様には、新しい年を健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。令和6年の輝かしい新春を迎えるにあたり、市議会を代表して新年のごあいさつを申し上げます。
また、市民の皆様には、日ごろより市議会に対する温かいご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症に移行したことに伴い、私たちの生活に多くの日常風景が戻ってきました。岩倉市においても自粛や縮小開催を余儀なくされた行事やイベントがコロナ禍前のように開催され、記憶に新しいところでは、IWAKURA DANCE FES!!! 2023ダンスパレードが盛大に開催され、沿道が多くの笑顔で埋め尽くされました。行事やイベントに市民の皆様といっしょに参加し、何よりも皆様の笑顔に触れることができたことをたいへんうれしく思いました。
しかし、コロナの波はたびたび訪れ、また、冬場以外でもインフルエンザが流行するようになりました。私たちがコロナ禍で学んだ感染対策を実践しながら、誰もが安心して暮らせるまちを築いていきたいと思います。
さて、世界に目を向けますと、ロシアのウクライナ侵攻が始まり間もなく2年になります。ウクライナ情勢は長期化し、今なおウクライナ国民の犠牲は増え続けています。また、パレスチナ情勢も悪化し多くの犠牲を出しています。連日報じられる国民の悲痛な声は、一刻も早い停戦を望むものです。
長期化する紛争は、西側諸国と中露の対立が鮮明になり、経済・安全保障面での米中対立が進み、世界経済、そして、日本経済に大きな影響を与えています。外国為替市場は円安が進み、物価高騰に私たちの暮らしが悩まされています。消費者物価指数が高い水準で推移し、特に生鮮食品を除く食料品価格の上昇は私たち消費者にとってたいへん厳しい状況が続いています。
岩倉市においてもコロナ対策に続き、私たちの家計を支援すべく事業を展開されてきました。岩倉市議会も一刻も早い家計支援の一助となるよう集中的に議会で議論してまいりました。
コロナ禍において岩倉市議会は、市民の皆様との意見交換会にオンライン方式による市民参加の手法を取り入れました。また、本会議以外にも常任委員会の審査状況を録画配信するなど、多くの方に議会を知っていただこうと取り組んでまいりました。今後も工夫をしながら市民の皆様との交流を増やしていきたいと考えており、今月、4年ぶりに議会講演会を開催いたします。多くの皆様のご参加を心待ちにしています。
また、昨年4月の岩倉市議会議員一般選挙の実施により、新たな議員構成による岩倉市議会がスタートしました。新たな組織で、市民の皆様の信託に応える公平・公正・透明な開かれた議会運営の追及に努めてまいります。岩倉市議会を議場で直接ご覧いただき、また、録画配信を通じて議会をより知っていただくなど、市民の皆様から議会に対する忌憚のないご意見を頂戴できると幸いです。
今後の社会情勢の見通しを考えましても、市政に対する需要もますます複雑かつ多様化してきております。平成23年に制定しました「岩倉市議会基本条例」の理念に基づき、議会改革の最中でありますが、市議会の役割・機能が高められるよう、さらなる改革に努め、新たな時代の住民福祉の増進につながるよう「市民が主役、持続可能で活力あるまち」を目指して、より一層努力してまいる所存でございます。
結びに当たり、新しい年が市民の皆様方にとりまして、元気で幸せな年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
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