このコーナーでは、弥富市のまだまだ知られざる歴史について、弥富ふるさとガイドボランティアが紹介していきます。
◆明治天皇西蜆御小休所跡
この碑は、明治5年(1872年)に設置された旧東海道沿いにあります。明治13年(1880年)7月、明治天皇が三重県、京都府に巡行の際、ここで昼休みをされました。次に向かわれる前ケ須の竹長押(たけながし)茶屋から鍵付きの木桶で運んだ水でもてなしたと伝えられています。
明治時代には、皇太后などの皇族も立ち寄られ、当時の木桶や資料が残されています。
十四山から前ケ須へ向かう東海道は、多くの人でにぎわいましたが、昭和8年(1933年)の尾張大橋完成による国道1号の開通以降は利用者が減り、住民の生活道路となっています。
ここにはかつて、郵便ポストの形をした珍しい郵便局があったことでも知られます。
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