■やさしい日本語(基礎知識編)
「やさしい日本語」は、外国人など日本語があまり得意でない方に伝わりやすい言葉や表現に言い換えた日本語のことです。元々、災害発生時に日本語が不慣れな外国人が適切な行動をとれるように考え出されたものですが、現在では、平時の情報伝達として使われることも増えています。
やさしい日本語が平時に使われるほど注目される理由は、その有用性にあります。市内においては、20を超える国・地域の外国人市民が暮らしており、それぞれの国・地域の公用語は15言語を上回ります。全ての外国人市民に、より的確な情報を発信するために、「多言語」による情報発信ができれば良いですが、それには限界があり、コストもかかります。
令和4年度に行った新城市外国人市民アンケートによれば、日本語を聞くことに関して「生活に問題なく理解できる」、「ゆっくりなら理解できる」と回答した外国人市民は、全体の約7割に及びます。また、読むことに関しても「ひらがなが読める」または「カタカナが読める」と回答した外国人市民は、全体の5割を超えています。実は、日本語を理解できる外国人市民はたくさんいて、やさしい日本語であれば、理解できる方がさらに増えるのではないでしょうか。
外国語が分からない日本人でも、やさしい日本語のルールさえ習得できればコミュニケーションツールとして大変有効だと考えられます。
令和5年5月1日現在の外国人住民人口1,146人
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