■interview 伴走する支援者の想い
◆ゆめじろう相談支援事業所
ゆめじろう 坂本(さかもと)ちひろさん
「障がいの有無に関わらず、困っているときにお互いが助け合えるまちへ」
◇どうしてこの仕事に?
学生時代から、障がいのサービス提供事業所のボランティアに参加していました。その延長で、卒業後にレスパイトやヘルパーの仕事をしていました。生活の隙間を支援する仕事のため、就労時間は朝夕を問わずの仕事でしたが、その経験が今の相談業務の軸になっています。ゆめじろうに移ってからは、4年間ヘルパー等の業務に従事、13年ほど相談支援を担当しています。
◇普段はどんな活動をしている?
施設や事業所、ご自宅に訪問し、サービス利用や発達等に関する相談を伺っています。多い日で1日5件ほどの相談があります。協議会の運営業務で地域の仕組みを考える会議に出る機会も多いです。
◇最近多い相談は?
お子さんの発達に関わる相談が増えています。昔は、支援学校に通う子の家族からの相談が多かったですが、今は通常学級や支援級に通う子の家族からのニーズも増えてきています。早期療育を受けることに、抵抗が減ってきた印象です。また、家族全体で支援が必要なケースも増えてきたように感じます。
◇相談支援のやりがいって?
支援していた方の自立を感じる場面です。今まで、「友達なんていらない」と関係を拒んでいた子が、支援を続ける中で、「友達と会うから服が欲しい」とヘルパーと買い物に出かける等の変化があり、嬉しかったです。
◇支援の中で心がけていることは?
本人のやりたいことは「難しそう」と思っても、まずは否定せず、できる方法を考えるようにしています。また、支援の輪を広げるため、まちづくりやイベントに参加するなど、日頃から人とつながることを大切にしています。
◇町民に伝えたいこと
障がいがある人と接するとき、ちょっと変わった行動と感じるかもしれませんが、そこには行動の理由があります。安心できる環境が整えば、力を発揮できることも多いです。障がいの有無に関わらず、困っているときにお互いが助け合えるまちにしていきたいです。
▽ゆめじろうのキッチンカー
揚げたてのコロッケやチキンカツの販売を行っています。リピーターも多くいます。
毎週火曜 11:00~13:00
役場北玄関
▽相談員を募集しています!
人の自立を見守ったり、一緒に考えることができる仕事です
・人と関わることが好き
・人の話を聞くことが好き
詳しくは各相談支援事業所までお問合わせください。
▽ゆめじろう相談支援事業所
主に知的・身体に障がいを抱える人の相談に対応。
武豊・美浜・南知多にお住まいの障がいがある人またはその家族・関係者を対象に相談を行っています。来所、訪問、電話、FAX、メールによる個別の相談のほか、グループや団体に対しての説明や巡回相談も行います。
470-2531 武豊町大字冨貴字外面85-2
連絡先:
【電話】73-6464
【FAX】73-6454
業務日:月曜日~金曜日(年末年始を除く)
業務時間:9:00~17:00
法人名称:NPO法人ゆめじろう
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