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令和5年度 施政方針(1)

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愛知県江南市

「もっと住みたい江南を未来へつなぐ!」
江南市長
澤田 和延

市議会6月定例会が6月8日から開かれ、開会の冒頭で澤田市長が3期目の当選後初となる施政方針を述べました。

私は、このたび市民の皆様の厳粛な信託を賜り、引き続き3期目の市政を担わせていただくことになりました。改めて、この重責に対し身の引き締まる思いです。
私は、もっと住みたいと思える江南市を市民の皆様とともに築き、そして未来につないでいくために、今後のまちづくりの方向性を示し、その実現に向けて取り組んでいくことこそが私の使命であると考えています。これからも、私の市政に対する基本方針である「市民の皆様との対話」を大切にし、市民の皆様の声をしっかりと聴き、粉骨砕身、市政に取り組んでまいる所存です。
さて、日本だけでなく世界的な潮流として、DXの推進や脱炭素社会の構築、SDGsの推進などの取り組みが進められ、社会や経済の形も大きく変容してきています。
本市におきましても、こうした社会情勢を的確に捉え、今年度、第6次江南市総合計画の後期基本計画を策定してまいります。計画策定と併せて刷新いたします「市長の戦略政策」につきましても、行政だけでなく官民連携や地域連携も推進し、一つでも多く実現することにより、全ての世代に実感できる幸せをお届けしたいと考えています。市政運営に当たりましては、市民の皆様との対話や、さまざまな企業、団体などとの連携により、社会構造の変革に対応しながら、誰一人取り残さない持続可能なまちづくりを進めてまいります。
今後の取り組みといたしまして、まず大きく3つ述べさせていただきます。

1つ目に「にぎわいと住みよさの向上」といたしまして、新型コロナウイルス感染症の影響などから着手を見送っていました曽本地区新工業用地整備につきましては、事業着手に向けて、関係機関との協議を進めてまいります。また、「ゼロカーボンシティ江南」の推進として、公用車への電気自動車の導入や、市役所本庁舎および消防庁舎のLED化などを進め、脱炭素社会の実現に取り組んでまいります。さらには、布袋駅周辺整備に続き、江南駅周辺の都市基盤整備に向けた準備や、新ごみ処理施設西側エリアの活用案の決定など、にぎわいや憩いを創出する拠点整備を図ってまいります。

2つ目に「全世代への安心としあわせの提供」といたしまして、老人福祉センターの建て替えに伴いまして、児童館や国際交流の機能などを統合し、多世代多文化交流施設を整備してまいります。また、すでに保育園では、使用済みのおむつ回収を始めていますが、今後はさらに希望される保護者向けにおむつのサブスクリプションサービスの導入や、保育園を始めとした子ども関係施設の利便性の向上を図り、子育て世代の負担軽減と満足度向上を目指してまいります。さらには、消防体制の充実を図る北部拠点の形成や、重層的支援体制の整備による地域共生社会の実現に取り組んでまいります。

3つ目に「生きがいやコミュニティの創出」といたしまして、SDGsでつながるまちづくりの実現に向けたSDGs登録制度の構築や、ジェンダー平等、障害者への就労支援や生きがい創出などを推進し、誰もが暮らしやすい社会の実現に向けて取り組んでまいります。また、自治会の負担軽減やeスポーツの活用機会の拡大なども推進し、個人でも団体でもさまざまな人がそれぞれに生きがいを持って暮らせるまちの実現に取り組んでまいります。

さて、我が国の経済は、内閣府による5月の月例経済報告では、景気は、緩やかに回復していると報告されています。こうした状況の中、令和5年度の本市の財政は、一般財源の根幹をなす市税は全体として増額すると見込んでいます。しかし、少子・高齢化への対応や多額の財政負担が必要となる大型事業を抱えていることから、健全な財政運営を継続するために、「選択と集中」により経営資源を確保しながら、市民ニーズに沿った事業へと見直しを行い、計画的で効率的な財政運営を進めていく必要があります。
こうした状況の中、令和5年度における主な施策につきまして、第6次江南市総合計画に掲げます5つの分野別に方針を述べさせていただきます。

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