江南市議会議長
宮地 友治
明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
年頭に当たり、江南市議会を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
平素より、市議会に対するご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年は、感染症により停滞していた日本の経済活動が本格的に再開を始めた1年でありました。訪日外国人旅行者数は順調に回復し、円安の影響も受け国内での消費額はコロナ禍前を上回るものとなりました。また、各地でイベントが再開され、人々に笑顔が戻りつつあることもうれしく思います。
一方で、長引く物価高騰が家計を直撃し、特に生活必需品の値上げは市民生活に大きな打撃を与えております。また、国際情勢では、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化やイスラエル・パレスチナ問題など深刻な事態が続いており、これらは日本とも無関係ではなく、遠い国の出来事と目を背けることはできません。
このような中、昨年開催されましたワールド・ベースボール・クラシックでは日本が3大会ぶりの優勝を果たし、その立役者となった大谷翔平選手は、名門ドジャースと破格の好待遇での契約を結び、子どもたちに夢を与えてくれました。また、ラグビー、バスケットボール、女子サッカーのワールドカップも開催され、日本の堂々たる戦いぶりは私たちに勇気と感動と誇りを与えてくれました。こうした明るい出来事が、日本にさらなる活気をもたらすものと確信しております。
さて、本市では、厳しい財政状況の中、既存の事業の見直しや新たな歳入確保に向けた検討を行い、経費の節減・業務の合理化に努めていただいておりますが、議会といたしましては、限られた経営資源を最大限生かすため、時には市と共に政策を練り上げ、時には大胆な提案をし、そして時には市民の皆様のため厳しい意見を市に投げかける、そうした役割を存分に果たしてまいりたいと思いを新たにしております。
市の事業といたしましては、昨年4月にtokotoko+tokotoko=labo(布袋駅東複合公共施設)が盛大にオープンし、魅力あるイベントが開催され、毎日多くの方でにぎわいを見せています。また、物価高騰に対する支援策として、水道料金の基本料金免除や住民税均等割非課税世帯への給付金の支給などが行われました。今後も経済的に厳しい状況が続くことが予想されますが、皆様が安心して暮らせるよう、市議会として積極的に市への働きかけを続けてまいります。
本年、市は市制70周年を迎えます。多くの人に市の魅力を知っていただけるよう、しっかりとPRしていただくとともに、市の活性化につながるような記念事業の開催を期待しております。
市議会では、「開かれた議会」を目指し、議会改革特別委員会が中心となり、議会改革に取り組んでおります。昨年は今まで以上に議会の情報を発信し市政への関心を高めるため、新たな議会映像中継の在り方を検討いたしました。また、若い世代から江南市の未来についてご意見をいただくため、3回目となる中学生との意見交換会を実施し、大変有意義な意見交換ができました。
昨年、議会は自ら議員定数の削減を行い、4月の統一地方選挙からは、議員定数が20人となりました。議員一同、皆様の信託にお応えするため、市民目線で市政を監視し、市民の声が反映されたまちづくりが推し進められるよう、気持ちを新たに情熱と責任をもって議会活動に取り組んでまいりますので、一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年が皆様にとりまして、実りある飛躍の年となることを願い、ご健勝とご多幸を心から祈念申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。
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