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佐渡ジオパーク日本認定10周年特集 佐渡ジオパークの魅力再発見スペシャル(2)

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新潟県佐渡市

■ジオパークガイドに聞きました
「認定ガイド」として、ジオパークの見どころを楽しく案内してくれるガイドの皆さんを代表して、佐渡ジオパークへの想いをお聞きしました。

◆佐渡ジオパークガイド協会 会長 池 善世(いけ ぜんせい)さん
平成26年から佐渡ジオパークガイド協会会員 金井地区在住

◇ジオパークの知識を一人でも多くの人に伝えたい
Q:ジオパークガイドになったきっかけは?
土壌との関係が深い農業関係の仕事をしていたことと、中学時代に先生のはからいで地質巡検に同行した思い出から、退職後に中級講座に参加しました。楽しく色んなことを学ぶうちに「この知識を自分だけのものにしておくべきではない。一人でも多くの人に伝えたい」と思い、ガイドになることにしました。

Q:ガイドをしていて印象深かったできごとをおしえてください。
中学校のウォークラリーでガイドをした時に、深浦の駐車場から江積まで歩く中で、わたしが海底火山から枕状溶岩のなりたちを絵に描いて説明したんです。その後で「よくわかりました」とお礼の手紙をいただいたときに、私のへたくそな絵でも伝わったんだなと嬉しく思いました。

Q:特にお気に入りのジオサイトと、その理由を教えてください。
国中平野と加茂湖ですね。佐渡の生活や農業に関わりが深いところですし、国中平野や加茂湖がどうやってできたか考えると、佐渡の動きがわかります。

◇世界文化遺産・世界農業遺産(GIAHS)の取り組みと一体化を図ることで、他にはない魅力あるジオパークになる
Q:池さんが思う佐渡ジオパークの魅力とは?
島全体がジオパークだというところです。さらに、世界文化遺産に向けた取り組みと世界農業遺産(GIAHS)の取り組みと連携を深めることで、他にはない魅力あるジオパークになると思います。

Q:ジオパークガイドとしての目標はありますか?
「ためになった」「よくわかった」という感想をよくいただくのですが、これからは「楽しかった」と言っていただけるようなガイドを目指していきたいです。

※「佐渡島のなりたち」に関しては本紙にてご確認ください。

■ジオパーク推進室・学芸員に聞きました
みなさんは、ジオパークの調査・研究をしている学芸員についてご存知ですか?島外出身で、佐渡ジオパークの調査や情報発信をしている学芸員に話を聞きました。

◆社会教育課ジオパーク推進室推進係 学芸員 貞包 健良(さだかね たけよし)さん
CNSテレビ(112ch)の番組『ぶら~り ジオパークだっちゃ!』に「さだかねくん」として出演

Q:ジオパーク専門員はどんな仕事をしているのですか?
市民講座を開催したり、展示物の企画、ジオサイトの調査をしています。

Q:『ぶら~り ジオパークだっちゃ!』に出演して反響はありましたか?
番組の視聴者の方から、街で声をかけていただくことが増えました。大人から子どもまで見ていただいているようです。

Q:特にお気に入りのジオサイトと、その理由を教えてください。
一つに絞るのは難しいですが、青盤脈の断層面(3ページに掲載)です。金山の金鉱脈ができたことにつながる断層です。

Q:今後やっていきたいことや、目標はありますか?
佐渡ジオパークの魅力を、自分なりに、新しい切り口から掘り起こしていきたいです。

Q:次世代の子どもたちにメッセージをお願いします。
地元の事をよく見て、よく知って欲しいです。佐渡のなりたちや伝統を学んだことが、将来、島外に出た時にもきっと良い経験になると思います。

■佐渡ジオパーク日本認定10周年記念イベント 『佐渡でめぐる大地と人の物語』開催‼
◇7月7日(金)
・エクスカーション
佐渡ジオパークが連携する世界農業遺産(GIAHS)や佐渡金銀山を取り入れたツアーです。2~5ページでご紹介したコースを巡ります。

◇7月8日(土)
・基調講演・パネルディスカッション
・ジオ科学体験教室
火おこしや貝殻アート、化石のレプリカづくりなど、夏休みの自由研究にも役立つテーマが盛りだくさん‼
・こどもの学習発表
各学校のジオパーク学習の成果を発表します。……など

詳しい内容や参加お申し込みはこちら(※本紙の二次元コードよりご確認ください。)

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