■3月~4月は住宅の賃貸借契約に関するトラブルや、引越直後をねらった訪問販売に関するトラブルが多くなります。
事例(1) 賃貸マンションを退去後、貸主から、ハウスクリーニング費用やクロス・天井の貼り替え費用などとして17万円もの原状回復費用を請求された。敷金礼金不用の物件で、契約書には原状回復に関する特約もなかった。
事例(2) 引っ越したその日に事業者が換気扇フィルターの勧誘に訪れ、「居住者はみんな契約している」と説明されたため、2年分のフィルターを契約した。その後、不審に思い管理会社に確認したところ、訪問してきた事業者は管理会社とは無関係であることが分かった。
■トラブルにあわないために
・契約の際、貸主側から渡される書類の内容を必ず確認しておきましょう。また、入居前および退去時はできる限り借主側と一緒に賃貸住宅の現状を確認し、傷や汚れ等を写真やメモで記録に残しておきましょう。退去の際は清算内容をよく確認し、納得できない点は貸主側に説明を求めましょう。
・入居中に雨漏りやトイレの水漏れなどのトラブルが発生したら、すぐに貸主側に連絡し、対応を相談しましょう。
・訪問業者の話をうのみにせず、その場で契約しないようにしましょう。不審に思ったら、管理会社に確認しましょう。
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