特集 小さな町の大きな挑戦 町の想い ～心の過疎を払拭し、希望あふれる町に～

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出雲崎町は4,000人程度の小さな町です。しかし、小さな町だからこそやりやすい部分はあります。人口が少ないからこそ各世帯の状況がわかり、町民一人ひとりに向き合い、寄り添うことができるのです。
妊娠、出産、子育ては、人生の中でも最も大きな出来事のひとつです。子育て世帯は、金や物だけでない、周りに相談できない悩みを抱えている場合があります。これに寄り添うことが必要であり、専門職を集めた”こころ”の支援の強化とともに、この度の子育て応援宣言に至りました。わたしも子育てを経験していますが、現代はかなり形態が変わっています。時代にあわせた支援の形を提供し、今後も拡充していきます。
わたしがこの宣言に込める想いとして、もうひとつ重要なことがあります。それは町民の皆さんが持つ不安感を払拭することです。「この町は小さい。子どもも少ない。このままで将来大丈夫だろうか。」わたしはこれを『心の過疎』と呼んでいます。
『心の過疎』を捨て、小さな町でも大きな町に負けないほどの期待感と希望にあふれた、誇りを持てる町にしたい。
2040年に現存する自治体の半数は消滅するだろうという予測が公表された時、わたしは人口減少に歯止めをかけ、これを回避すると宣言しました。これは大きな挑戦ですが、町民の皆さん一人ひとりと手を取り、共に取り組めば、必ず成し遂げられると確信しています。
この町で暮らすすべての人と、これから生まれてくる子どもたちが、幸せに、誇りを持って暮らし続けていけるように。
出雲崎町の明るい未来を共に創っていきましょう。

出雲崎町長　小林則幸