文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】冒険の書を片手にまちを歩こう

3/31

新潟県妙高市

市文化ホール開館40周年事業 「演劇クエストはねうまのマレビト」発刊

(公財)妙高文化振興事業団が制作に取り組んできた妙高版「演劇クエスト」が完成します。
演劇クエストとは、冒険の書(本)に書かれた指示(物語)を頼りに、一人で町を歩き探検するもので、世界各地で作られています。さて、その妙高版とは。

■あなたはどこの駅からスタートする?
妙高高原、関山、二本木、新井、北新井、上越妙高、南高田、高田、春日山、直江津

■冒険の始まりは5年前
(公財)妙高文化振興事業団では、地域と芸術をつなぐ取組として、市文化ホールの開館40周年となる今年に向け、平成30年から演劇クエストの制作を進めてきました。
作者は、国内だけでなく、香港やバンコク、南アフリカなどでも制作を行っているorangcosong(オランコソン)さん。進士遙さん(挿し絵担当)といっしょに、妙高で町歩きのワークショップなどを行い、令和4年に試作版「グッド☆アフタヌーン妙高」を制作しました。
今回発刊される「演劇クエストはねうまのマレビト」は、これまでの取り組みや取材をもとにまとめられた妙高版の完成版です。

■10の駅から始まる物語
完成版は、えちごトキめき鉄道の妙高はねうまライン沿線を舞台にしたもの。駅がスタート地点で、それぞれに違った主人公と物語が用意されています。
物語に沿って歩くことで、普段歩くことのない町はもとより、いつも利用している駅からでも町の風景が違って見えるかもしれません。また、物語に出てくる施設や商店で、本に書かれていない人との出会いがあるかもしれません。突然の出会いに何を思うか、その人と何を話すか、本にない新しい物語を作るのはあなたです。
冒険の書「はねうまのマレビト」を片手に、えちごトキめき鉄道を使って、妙高・上越の町を巡ってみませんか。新しい発見があるかもしれませんよ。

■9月16日配布開始
配布日時:9月16日(土)から無料配布(3000部限定。無くなり次第終了)
配布場所:えちごトキめき鉄道の直江津駅・春日山駅・高田駅上越妙高駅・新井駅・二本木駅・関山駅・妙高高原駅市文化ホールほか

○発行記念イベント・オープニングトーク
日時:9月16日(土)10時30分~
会場:新井駅
登壇者:住吉山実里、藤原ちから(orangcosong)

■作者から皆さんへ
○orangcosong
住吉山実里さん 藤原ちからさん
最初に妙高でイベントを行ったのが2018年。もう5年も前になります。いつか妙高市・上越市にまたがるような大規模な『演劇クエスト』を作りたいね、と構想し、市文化ホールと共に計画を温めてきました。昨年には新井のみを舞台にしたパイロット版を配布しましたが、今回はついに、妙高・上越にまたがる『演劇クエストはねうまのマレビト』をリリースします!シリーズ第25作、過去最大の広範囲となった今作は、各短編にメインキャラクターを配置する新しい試みを採用しています。スタート地点は、えちごトキめき鉄道はねうまラインの各10駅。それぞれのマレビトの物語を追っていくような体験になるかもしれませんが、あくまでも主人公は、プレイするあなた自身。あなたならではの冒険を、楽しんでください。

○進士遙さん
演劇クエストは、冒険の書に書かれた物語を読みながら町を歩くことで、日常の中で少しだけ違う視点で町を見つめたり、時間を過ごしたり、違和感や心地よさを見つけるツールのようなもの。よく知っているはずの町も、物語を読むことでまるで初めて来たかのように見えたり、よく通っているはずの道も、車から降りて歩いてみるとまるで違う表情を見せることもあるかもしれない。今回の演劇クエスト上越妙高版は、妙高高原駅から直江津駅まで、新潟県妙高市と上越市の山から海まで縦断するはねうまラインの各駅を舞台とした短編集。普段は乗らない電車に乗って、普段は降りない駅で降りる。日常から小さな物語に足を踏み入れていくと、だんだん自分と主人公の境目、物語と現実の境目が曖昧になっていく…。遠くから来る人も、近くに住んでいる人も、そんな境目の揺らぎをぜひ楽しんでください。

問合せ:(公財)妙高文化振興事業団
【電話】72-9411

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU