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自治体の皆さまへ

認知症を見過ごさない「あれ、おかしいな?」が大事なサイン

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新潟県妙高市

令和7年には、65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると言われています(出典:厚生労働省)。認知症は「特別な病気」ではなく、私たちに身近な存在になりつつあります。「認知症は治らないから、医療機関に行ってもしかたがない」と思っていませんか。正しい知識を身に着け、早めの対応をすることで、認知症になっても自分らしく暮らすことができます。

■加齢によるもの忘れと認知症の違い
歳を重ねると「知っている人なのに名前が出てこない」「さっきまでやろうとしていたことを忘れてしまった」ということが増えてきます。加齢とともに筋肉量が減るように、記憶・判断力などの認知機能も低下します。そのため、加齢によるもの忘れは自然なことです。
しかし、認知症は脳の障害によって起こる症状なので、加齢によるもの忘れとは異なります。

○加齢によるもの忘れ
・体験の一部分を忘れる
・ヒントを与えられると思い出せる
・時間や場所など見当がつく
・日常生活に支障はない
・もの忘れに対して自覚がある
例)昼食を食べたことは覚えているが、食べたおかずを思い出せない

○認知症によるもの忘れ
・体験全体を忘れる
・新しい出来事を記憶できない
・ヒントを与えられても思い出せない
・時間や場所などの見当がつかない
・日常生活に支障がある
・もの忘れに対して自覚がない
例)昼食を食べたこと自体を忘れてしまう

■どのように対応したら良いか
認知症は、ある日突然発症する病気ではありません。脈絡のないことを突然言い出す、同じものを何個も買う、身だしなみが乱れるなど、前触れとして、小さなサインを必ず出しています。「あれ、おかしいな?」と感じたときが相談のタイミングです。認知症は、早期発見・早期治療がたいせつです。早めに治療をすることで、認知症の進行を遅らせることができ、自分らしい生活の継続につながります。おかしいな?と感じたら、ぜひ、かかりつけ医や地域包括支援センター(福祉介護課内)にご相談ください。

問合せ:地域包括支援センター(福祉介護課内)
【電話】74-0017

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