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森の中の小さな美術館 弥彦の丘美術館だより

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新潟県弥彦村

◆彫刻の魅力
今回は6月24日(土)から始まる企画展 古川敏郎 彫刻の世界ー闇を行くーについてご紹介します。
本館では今まで絵画、写真などのジャンルを展示してきましたが、彫刻展は初めてとなります。二次元で表現する絵画とは異なり、彫刻は立体表現であることから、360度さまざまな角度から鑑賞できることが一番の特長です。正面から見た印象と、背面・斜めから見た印象は全く異なります。一対一で対面すると、制作した作者の思いがダイレクトに伝わってくるのも魅力です。

◆アトリエにて
古川さんは、新潟大学大学院を修了後、高校の教員を経て2014年に五頭山を望む阿賀野市にアトリエを構え、彫刻に打ち込む生活を始めました。主に木彫の人体彫刻を制作し、欅の木を面取りしてから作品完成まで約4か月かかるそうです。大学時代は西洋彫刻を学び、人の量感、動き、構造をそっくり再現するのではなく、自分のメッセージを込めた姿で表現したいと話していました。
自身の制作活動のほか、彫刻講座やワークショップを通して、彫刻を身近に感じてもらう活動も行っています。アトリエには、本型の中に木の葉の彫刻を入れた「彫刻ブック」や「木製スプーン」、鳥を彫り込んだ「彫刻椅子」など、新しいアイデアの作品もありました。

■企画展 古川敏郎 彫刻の世界-闇を行く-
会期:6月24日(土)~7月26日(水)会期中無休
会場:弥彦の丘美術館
開館時間:午前9時~午後4時30分
入館料:大人(高校生以上)300円、小・中学生150円

◆会期中イベント
◇対談「古川彫刻の魅力を語る」 古川敏郎氏・山浦健夫氏
日時:7月16日(日)午後1時30分~40分程度

◇作品解説会
日時:6月24日(土)、7月23日(日)午後1時30分~

■企画展「日本画を愉しむ 美の煌めき」作品解説会
会期中の5月13日(土)に美術評論家の横山秀樹氏による作品解説会が行われました。日本画の技法のほか、作家の生い立ちや活動歴が作品に表れることなども説明され、参加者からは奥が深くて分かりやすい解説だったと好評でした。

問合せ:弥彦の丘美術館
【電話】94-4875

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