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≪特集≫開館40周年 新津鉄道資料館

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新潟県新潟市

今号では、開館から40周年を迎えた新津鉄道資料館の見どころや、新津の鉄道文化について紹介します。

◆新津鉄道資料館
所在地:秋葉区新津東町2-5-6(駐車場100台)
新津駅東口から徒歩30分(約2.1km)
開館時間:9時半~17時
※火曜、12/28(木)~1/3(水)休館
入館料:一般300円、高校・大学生200円、小・中学生100円
※土・日曜、祝日は中学生以下無料

▽新津駅からはレンタサイクルでも!
同駅東口駅舎内の「あ!キハ観光案内所」で自転車を貸りられます。
貸出期間:11/30(木)まで9時半~16時半
※身分証明書の提示が必要。1人100円の運営協力金の呼び掛けあり

◆見どころ1 実物の車両を見られる
旧国鉄やJRで実際に使われていた新幹線(200系・E4系)やSL(C57形式蒸気機関車19号機)などを見ることができます。

11/26(日)は、展示車両の中に入って、運転席と客室をじっくり見ることができます!
時間:10時~12時、13時~15時半
対象車両:485系電車
参加費:入館料

◆見どころ2 貴重な鉄道資料が並ぶ
大型から小型のものまで、ほかでは見られない貴重なコレクションを展示しているほか、新潟県の鉄道の歴史を解説しています。

昔の切符自動販売機、急行「佐渡」や200系新幹線の座席を懐かしく感じる人もいるのでは?大人の皆さんは子どもの頃に「見た」「乗った」「触った」ものを探してみるのも楽しいですよ。

◆見どころ3 鉄道模型が走る
1/80サイズで精巧に作られた鉄道模型が、新津の風景をイメージしたジオラマの中を走る様子を見ることができます。

ジオラマがある2階のファミリーエリアには、電車のおもちゃで遊べるキッズスペースや、同館オリジナルデザインの自動販売機があります!

◆見どころ4 運転士気分を味わえる
東京のJR中央線で使用されていた201系電車の運転シミュレーターで、電車の運転を体験することができます。

車でいうアクセルとブレーキを左右のハンドルで操作する感覚は新鮮です。ホームにぴったり停まるのは難しいので、子どもはもちろん、大人でも楽しめますよ!

◆新津・新潟の主な鉄道史
明治30年 北越鉄道(現在の信越本線)の沼垂~一ノ木戸(現在の東三条)間が開通。中間駅として新津駅が開業
大正3年 岩越線(現在の磐越西線)の新津~郡山間が全通 新潟~上野間上り13時間45分
昭和16年 鉄道車両を修理する「新潟鉄道局新津工場」が開業
昭和37年 信越本線の新潟~長岡間の電化が完成。新潟地区初の特急「とき」の運転が開始 新潟~上野間片道4時間40分
昭和57年 上越新幹線、新潟~大宮間開通 新潟~上野間片道1時間45分
平成6年 新津車両製作所(現在の総合車両製作所新津事業所)が開業
平成11年 磐越西線「SLばんえつ物語」が定期運行を開始

◆インタビュー 新津と鉄道の深い関わり
新津鉄道資料館 学芸員 岩野

▽鉄道と共に発展してきたまち
鉄道開通前の江戸時代から、新津は下越地方の交通が交差する町でした。明治30年に北越鉄道(現在の信越本線)が開通し新津駅が開業すると、旅館業や弁当・土産販売業などの商売が発展していきました。
大正から戦前までの間に信越・羽越・磐越西線の3路線が交差し、鉄道の機関や車両工場が誘致されたことで、「鉄道のまち」として発展していきました。戦後は鉄道輸送の需要が高まり、新津には多くの労働者が集まりました。最盛期には「就業者の4人に1人は鉄道関係者」といわれるほど、鉄道は新津の人たちの暮らしと深く関わっていました。

▽新津の鉄道文化を知ってほしい
新津は、鉄道という1つの産業から大きな影響を受けて発展してきた「鉄道のまち」で、この歴史は全国的に見ても珍しいものです。当館では、新津と鉄道に関する歴史的な資料と、当時の人たちの記憶を収集し、解説を交えながら展示しています。
かつて時代の最先端を走った交通機関と、その拠点として共に歩みにぎわいを見せた新津の物語を、ぜひ一度たどりに来てください。

○鉄道文化が息づく商店街
新津駅東口にある「にいつ鉄道商店街」では、鉄道と共に栄えてきた文化を次世代に残すため、鉄道に関係する資料やオブジェなどが商店街の至る所に設置されています。

-にいつ鉄道商店街 川名 伸明さん
店と店の間に踏切警報機があったり、アーケードに駅のホームの案内板がつるされていたりと、鉄道に詳しい人もそうでない人も、歩いているだけで楽しめると思います。
ちょっとした散歩にもぴったりなので、ぜひ一度来てみてください。

◆新津駅で見られる列車
運行日や乗車方法などはJR東日本ホームページを確認してください。

▽SLばんえつ物語(SL「C57 180」)
大きな動輪と細いボイラーから「走る貴婦人」と称される蒸気機関車。汽笛を聞きながら列車旅を楽しめます。

▽柳都Shu*Kura(りゅうとしゅくら)
新潟が全国に誇る「酒」がコンセプト。地元の食材にこだわったおつまみや県内の地酒の利き酒を味わえます。

▽特急しらゆき(E653系)
アイボリーホワイトをベースに、日本海の海と空の青、夕日を表す朱色でデザインされた特急列車。信越本線などを走ります。

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問合せ:同館
(【電話】0250-24-5700)

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