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自治体の皆さまへ

≪特集≫みんなの問題 考えてみよう空き家のこと(2)

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新潟県新潟市

◆空き家を使いたい人向け 空き家を活用しませんか
『空き家の購入費やリフォーム費用などを一部補助』
きちんと管理された空き家は大切な資源です。市では空き家の有効活用を促進するため、福祉・地域活動や移住定住、住み替えのための空き家の購入、リフォーム工事などに助成(下表)しています。
※補助金交付決定前に着手した工事や購入などは対象外。要件など詳しくは新潟市ホームページのほか、住環境政策課(市役所ふるまち庁舎)、市役所本館案内、区役所で配布するチラシにも掲載
申し込み:所定の申請書類を同課へ

※1 申し込み時点で18歳に達する日以後最初の3月31日までの子がいる、または妊婦がいる世帯
※2 未接道地の土地・建物を購入した場合に限る

▽移住定住活用タイプを利用
『広さ・立地・費用を考え空き家を活用』
橋本 裕子さん、晃樹さん、遥ちゃん

私たちは2人とも新潟市出身で、東京に住んでいました。妊娠を機に子育てのしやすさを考え、コロナ禍(か)で仕事が主にリモートになったこともあり、新潟市に帰ってくることを決めました。帰ってきた当初はアパートに住んでいましたが、娘が生まれたことで「家族3人で快適に暮らすことのできる広い家に住みたい」と思い、中古物件やマンションを探して、広さや立地が気に入ったこの家を購入しました。
移住する前から新潟市に空き家の購入・リフォーム助成があることを知っていたので、購入とリフォーム両方の補助を受け、雨漏りしていたセメント瓦の屋根をきれいな青色の屋根に変えることができました。自分たちの好みにリフォームできたり、新築に比べて費用を抑えられたりするところが、空き家を選ぶメリットだと思います。リフォームは大変な部分もありますが、暮らしやすい住まいを考える楽しみもあります。
今後も娘の成長に合わせて、必要な部分を改修していきながら、この家で家族仲良く暮らしていきたいです。

▽福祉活動活用タイプを利用
『空き家をリフォームして人と人がつながる場に』
地域の茶の間「居場所カフェはんぞう」 宮本 由紀子さん

元々、仕事をしていた頃から「人が集まって笑いを共有し、誰でも話をしたり聞いたりできる場を作りたい」と思っていました。集いの場を作ろうと仕事を辞め、場所や費用で悩んでいた時、親が居酒屋として貸していた建物が空き家になることを知りました。この空き家を使いたいと思って市の担当課に相談すると、リフォーム費用の補助を受けられ、地域の茶の間として運営できることが分かり、開設する決心をしました。
できる部分は自分たちで改修し、ガスや水道など専門業者にしかできない所は補助を活用してリフォームしました。新しい建物ではないので、思い切って壁に穴を開けたり、絵を描いたりすることができてよかったです。「昔ここは居酒屋だったよね。知ってるよ」と声を掛けてもらえることも多く、空き家を活用したことで、地域にもなじみやすかったと感じています。
今は近所の子どもや大学生、社会人、赤ちゃん連れの人、高齢者など幅広い世代に利用してもらっています。これからも、人と人がつながる場でありたいと思っています。

◆お気に入りの空き家を見つけよう
新潟市と連携協定を締結している不動産関係団体が、空き家などを含む不動産情報を検索サイトに掲載しています。空き家を探している人は、ぜひ確認してください。
・ハトマークサイト新潟(新潟県宅地建物取引業協会)
・ラビーネット不動産(全日本不動産協会新潟県本部)

問い合わせ:住環境政策課
(【電話】025-226-2813)

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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