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≪特集≫子どもと子育てにやさしい新潟へ 産後ケアで笑顔の子育て(1)

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新潟県新潟市

新潟市では安心して子育てを始められるよう、産後の母親の心身のケアや育児をサポートする「産後ケア」を行っています。

◆母親と赤ちゃんに寄り添う産後ケア
▽こんな悩みありませんか?
・親や夫は働いていて、なかなか頼れない。産後が不安だな
・里帰りはしないけど、産後はしっかり休んで自分の体調を戻したいな
・授乳はうまくいかないし、産後と育児の疲れで体調が良くないな

▽「産後ケア」でサポートします!
不安や悩みを抱える産後の母親が安心して子育てを始められるよう、産院などの助産師が母親のサポートを行います。

○対象
新潟市に住所がある産後の母親と生後6カ月未満の子で、次の両方に該当する人
・家族などから十分な家事・育児の援助が受けられない
・心身の不調や育児不安などがある

○利用の流れ
1.市へ申請
利用したい日の10日前までに申請が必要です。電子申請をするか、住んでいる区の妊娠・子育てほっとステーションに利用申請書を提出してください。
※産前(妊娠8カ月)から申請可

2.市の審査
申請内容を基に、区役所の助産師・保健師が体調や育児不安の状況などを聞き取り、市が審査を行います。

3.利用決定
市から、決定通知書と市産後ケア事業利用管理票、無料チケットなどを送付します。

4.施設へ利用予約
利用したい施設に直接予約をしてください。
※施設一覧は新潟市ホームページに掲載

○サービスの種類
利用者の悩みに合わせて、乳房マッサージや沐浴(もくよく)・授乳の指導、育児相談などを行います。
・宿泊ケア…産院などに宿泊する
・デイケア…産院などに日帰りで通う
・訪問ケア…産院などの助産師が自宅に訪問する

○料金
各サービスを初めて利用する場合は1日(回)無料のチケットを使えます。

※市民税非課税世帯と生活保護世帯は半額。双子以上の利用は多胎児加算料が別途発生

◆助産師インタビュー
みちつき助産院(西区五十嵐1)
助産師 更科(さらしな)佳子さん

▽産後のママの心と体は不安定
産後、ママの子宮や骨盤などが元の状態に戻るには約2カ月かかるといわれています。この期間に無理をすると、体が歪んでしまったり血の巡りが悪くなったりしてしまいます。また、産後は女性ホルモンがガクッと減り、さらに育児で不規則な生活リズムになっているため、心も不安定になっています。産後1カ月はパパや親などに頼ってゆっくり過ごしましょう。2カ月目から自分の体調を見ながら少しずつ家事などをして体を慣らしていきましょう。

▽産後ケアで安心して子育てを
頼れる人がいないときは、無理せず産後ケアを利用してみませんか。「とにかく眠りたい」「授乳の相談がしたい」など、何でも話してください。ママの心身の回復や心配事の相談など、ママと赤ちゃんが笑顔で過ごせるように一人一人に合わせたケアをしています。
産後ケアを利用したママがすっきりした表情になったり、育児に自信を持ってくれたりする姿を見ると、とてもうれしくなります。

▽1人で抱え込まないで
実際に育児が始まると、思い描いていた育児のイメージとのギャップを感じる人も少なくありません。また、子どもがかわいいからこそ「この子のことは全部私がやらなきゃ」と抱え込んでしまう人もいます。子育ては始まったばかり。先は長いので、一日一日を穏やかに過ごせるよう、気持ちに余裕を持つことが大切です。そのためには1人で抱え込まず、周りや私たちのような専門機関を頼ってください。

▽子育ては家族で協力して楽しんで
子育てに不安や悩みはつきもの。大変なことがある一方、喜びや感動、学びもたくさんあります。
パパとママは子育ての同志。2人のコミュニケーションが大切です。家族で言いたいことは言って、「ありがとう」と感謝の言葉を掛け合いながら協力して、今を十分に楽しんで子育てをしてくださいね。

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