歯科受診では「治療」だけでなく、歯・口腔の健康を守るための「予防」も行います。近年、口腔の疾患であるむし歯や歯周病が、生活習慣病や要介護の原因と関連があることが報告されています。歯・口腔の健康を守り、健康寿命の延伸のために定期的な歯科受診が大切です。
■歯科受診の傾向
村上市国民健康保険と後期高齢者医療保険加入者で、令和3年度に1回以上歯科受診をした人の割合は42・4%でした。年齢別では、20代から少しずつ割合が高くなり、70代をピークに減少します。(表1)
歯科受診の割合は、介護認定を受けている人に比べ受けていない人の受診率が高く、70~80代でその傾向が高くなっています。(表2)
▽表1
村上市国保データ管理システムから集計
▽表2
村上市国保データ管理システムから集計
■高齢期の歯科受診
元気に高齢期を過ごすためにも歯・口腔の健康が大切です。認知症や転倒のリスクの軽減、介護が必要な状態になってからの誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の減少や日常生活動作の改善のためにも、定期的な歯科受診をしましょう。
問い合わせ:保健医療課健康支援室
【電話】53-3364
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