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自治体の皆さまへ

柏崎の大学によるChance!Challenge!Change!

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新潟県柏崎市

■CASE No.47 新潟工科大学
試験の失敗が人生をチェンジ!今では酵素のエキスパートに

●[KEY PERSON]新潟工科大学 食品資源工学研究室 准教授 仁平高則(にひらたかのり)さん
農産廃棄物など未利用の資源を活用し、オリゴ糖などの身体にいい「糖質」を酵素によって作り出す研究を主に行っている仁平高則准教授は、長年、様々な研究機関で働いていましたが、2021年の10月、新潟工科大学に着任しました。

▽研究に興味を持ったきっかけは、試験失敗の克服から
「気になったことは、すぐに実験したくなりますね」
以前勤務していた研究所の同僚の結婚披露宴に出席していたとき、「行き詰っていた研究を成功に導くヒントが突如ひらめいたんです。『今すぐ確かめたい!』と披露宴後,挨拶もそこそこに急いで研究室に向かいました。必要な試薬を注文する時間も惜しかったので,薬品を自作して実験しました。しかし披露宴の最中に研究のことを考えているなんて、新郎新婦に失礼なことをしてしまいましたね(笑)」。そんなエピソードがあるほど、仁平准教授は根っからの研究好きです。
しかし高校生の頃は、現在と違い文系の大学への進学を目指していました。浪人時代に理科の勉強を疎かにし、模試でかなりひどい点数を取ったことで危機感をもち、集中的に理科の勉強をし始めた仁平准教授は、次第に酵素の働きに興味を持ち始め、結果的に理系の大学に進学しました。
「振り返ってみると、悪い点数を取ったことも良いきっかけになりました。あのとき理科の点数がそこそこよかったら、それに満足して今の私はなかったかもしれません(笑)」

▽新しい酵素の発見と、後進の育成に日々注力
「毎日、研究と授業の準備で睡眠不足気味です」
そう言いながらも、楽しそうに話す仁平准教授は、身体にいい「糖質」を作り出すために必要な酵素の分析や新しい酵素の探索など、研究に余念がありません。
そして指導している学生たちには「苦手な分野だからと諦めずに挑戦し、さらなるテーマや問題点に対する『解決力』を身につけてほしいですね。いろいろな角度から物事を見たり、必要な情報を的確に入手して、考える力を養ってほしい」と、自身の経験をもとにエールを送ります。
私たちが普段何気なく口にしている食品の中にも、仁平准教授の研究の成果が活かされているかもしれません。
これからの仁平准教授らの研究が、私たちの健康生活に有意義な影響をもたらしてくれることを期待しています。

●[MESSAGE]市民のみなさんにひとこと
「食品」は私たちの生活とは切っても切り離せない存在です。市民のみなさんに、専門家として分かりやすく情報を提供できればと考えています。

■新潟工科大学からお知らせ ぎおん柏崎まつりに参加しました
7月25日(火)に4年ぶりに開催された「ぎおん柏崎まつり・たる仁和賀」へ学生・教職員あわせて54名が参加しました。
ほとんどの学生が初参加ということもあり、事前に神輿の担ぎ方や掛け声を念入りに練習し、本番では工科大パワーを存分に発揮して、渾身のパフォーマンスを披露することができました。
市民の皆様には、ご祝儀や沿道でのご声援を賜り、厚く御礼申し上げます。

■新潟産業大学からお知らせ 「給付型奨学金(愛称:シン・スリーブルー)」のご案内
本学では、大学進学の意欲を有しながらも経済的事由により就学困難な入学者を対象に、返還義務のない給付型奨学金制度(原則4年間継続適用)を設けています。

給付枠:令和6年度4月入学者
※本学の通学課程に入学する日本人の新入生に限ります。
対象入試:すべての入試区分
申請条件:世帯収入の条件がございます。
給付額:年額300,000円(※国の修学支援新制度及び本学の他の学費軽減制度と併用はできません)
申請の条件や方法等、詳細については入試課(【電話】0120-787-124)へお問い合わせ、または本学HPからご確認ください。

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※この紙面はスタッフゼプト「柏崎サイズ」編集部が制作しています。

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