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自治体の皆さまへ

守り 受け継ぎ 支える 綾子舞(2)

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新潟県柏崎市

■クローズアップ〈伝承学習〉
伝承地区である鵜川小学校のクラブ活動として昭和45(1970)年に始まり、現在は南中学校と新道小学校で「綾子舞伝承学習」が行われています。
今年度は小学3年生から中学3年生の児童・生徒74人が参加。約10回の練習に取り組み、その成果を11月の発表会で披露します。柏崎市綾子舞保存振興会のメンバーが、子どもたちに舞い方などの指導をしています。

●〈インタビュー〉養成講座に取り組む子どもたち
養成講座に参加する子どもたちは、これまで脈々と受け継がれてきた伝統の重さを感じ、伝承者の一人であることに誇りを持って取り組んでいます。
自分の舞をさらに磨きたい、後輩たちにも教えてあげたい。語られる言葉の一つ一つから、綾子舞を大切に思う気持ちと未来へとつなぐ決意が伝わってきます。

▽舞台で観客の反応を受け取れることが楽しい
[高原田]中村駿也さん(高校1年生)
小学3年生の時に伝承学習に参加し、綾子舞を習い始めました。兄が先に始めていて、その姿に憧れたのがきっかけです。
舞台に立ち、お客さんの反応を直接感じることができるのが一番楽しい瞬間です。昨年の現地公開では「すり」という演目をしたのですが、観客の皆さんの笑い声をたくさん聞けてとてもうれしかったです。
今は新しい演目に挑戦しています。動きを体に染み込ませ、細かいところまで意識することで胸を張って舞えるようになりたいです。
養成講座を、初心者が行く場所じゃないと思っている人がいたとしたら「そんなことないよ」と伝えたいです。待っています!

▽綾子舞を続けることは、私の1つの使命
[下野]小林優南さん(高校1年生)
小学3年生から7年、綾子舞を続けています。1つの舞台をやり遂げるたびに達成感とやりがいを感じています。
今の舞に満足せずにさらに上達したい。そしてその姿を1人でも多くのお客さんに見てもらうことで、綾子舞の魅力を広げたいです。後輩たちにも、夢を与えることができたらうれしいです。
自分たちがやめたら、綾子舞が途絶えてしまう。私の1つの使命として、責任と誇りを持ってこれからも続けていきたいです。
養成講座に少しでも興味を持っている人がいたら、気負わずに挑戦してほしいです。続けていくことで魅力を感じられると思います。

●教えて!みんなの思いVOICE
養成講座を受講している小学6年生の皆さんに、綾子舞への思いを聞きました。

▽猪爪彩花さん
綾子舞を習い始め、やっていくうちにどんどん楽しくなりました。習得した舞は、私の宝です!

▽星野友杏さん
楽しいけど大変。でも上手に舞えた時はとてもうれしいです!綾子舞はこれからも守っていかなければならないものだと思います。

▽高橋結香さん
500年も受け継がれてきた綾子舞のすごさを感じます。頑張って練習して、発表会で成功するとうれしいです!

▽飯塚祷弥さん
たくさんあるセリフを覚えるのが大変だけど、セリフを言うのは楽しいです!
後輩のお手本になって、教えてあげたいです。

▽中村颯仁さん
低い姿勢をキープするのが難しいけど、仲間と笑顔で学んでいます。
綾子舞は楽しいぞ~!

▽小林璃南さん
綾子舞で一番難しいのは扇の使い方です。1つ1つの動きを意識して練習しています。
多くの人に見てもらうのが目標です!

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