文字サイズ
自治体の皆さまへ

研修医ってどんなお仕事?

6/46

新潟県柏崎市

柏崎総合医療センターに研修医がやってきた!

相田浩さん(病院長)
長谷川伸さん(副院長)
堀真瑛さん(研修医2年目)
熊谷守洋さん(研修医2年目)
高橋澄さん(研修医2年目)
古島聖さん(研修医1年目)
酒巻摩周さん(研修医1年目)

■臨床研修制度の概要

■Interview
柏崎総合医療センターに昨年度、6年ぶりに2人の研修医が赴任しました。今年度は新たに4人が採用され、現在5人の研修医が働いています(来年3月まで、1人は院外研修中)。
地域医療を支える医師、研修医の皆さんにお話を伺いました。

▽研修医の受け入れへの思い
相田:地域医療を守るためには医師を確保していかなければなりません。また「若い人材を養成し、次の世代を担う医師を育てる」という意思が私たちにないと、当院の未来にもつながりません。医療面の安心安全を確保していくためにも、次の世代を担う研修医の皆さんは貴重な宝であり、大切な戦力だと思っています。
長谷川:柏崎の地域医療を経験していただければ、将来どの病院や診療科を選んでも絶対に後悔しない研修ができると確信しています。そのためにも指導医という立場ですが、みんなと一緒に頑張っていきたいと思います。

▽研修医ってどんなお仕事?1日のスケジュールは?
相田:研修医は医師のライセンスを持っていますが、単独で処置や診療を行うことはなく、必ず指導医がついているので、患者さんには安心していただきたいです。
堀:医師としての知識が全くないわけではありませんが、経験を積むための一歩目として臨床研修で学びながら働いています。
熊谷:研修医は言葉通りで、研修する医師です。医師のライセンスはありますが、患者さんから研修させていただいている立場だと考えています。
相田:基本的に月曜から金曜、8:30から17:00まで勤務しています。事前に組まれたスケジュールに従って研修します。内科であれば外来や入院など、外科であれば回診や手術などそれぞれの診療科で基本的なことを学んでいきます。当直業務や休日の日直業務にも月3回ほど入ります。働き方改革もあり、夜遅くまでやっていた昔とは違います。

▽柏崎総合医療センターに赴任した感想を聞かせてください。
堀:熱心な指導が受けられると思い当院を希望しましたが、思っていた以上に手厚く熱心に指導してもらっています。

▽職場環境や多職種連携はどうですか?
堀:職場環境はとても良いです。一番印象的だったのはスタッフ同士がきちんとあいさつをすることです。看護師や放射線技師など他の職種の方もいろいろと教えてくれますし、アットホームな職場だと思います。働き方改革も先行して進められているので、プライベートをのびのびと過ごしつつ、研修ができています。
酒巻:新人の看護師さんとの合同研修があり、大学ではあまり交流のなかった看護師さんと一緒に多職種連携を学びました。このような機会が相談のしやすさなどにもつながるのかなと思いました。

▽医師を目指してよかったこと、うれしかったこと、大変だったことはなんですか?
堀:医学部の実習では、新型コロナウイルスの影響で、病棟に入って患者さんと接する機会があまりありませんでした。研修医として実際に患者さんと接し、元気になって帰る姿を見ると、この仕事をやっていてよかったなと思います。
熊谷:救急外来で処置をした患者さんに「何かあればまた相談してください」とお伝えしています。その後相談がないと処置が上手くいったのだと喜びを感じます。一方で経験が乏しいため、処置や治療方法の選択で迷ってしまうことに歯がゆさを感じます。

▽これからの目標を聞かせてください。
堀:まずは一人前になることが目標です。今は指導医と相談し最終決定を行いますが、3年目になった時に自分自身で判断し、患者さんの診療をしっかり一人でできるようになりたいです。
熊谷:どの診療科に進むにしても最低限の知識を身に付けて、自分で考えて行動できるような医師を目指します。新潟県は医師不足なので、ジェネラリストになることを1つ軸として持って、ありふれた疾患については治療できるようになりたいと考えています。
酒巻:留学支援制度で奨学金をいただき、公衆衛生の大学院に進みたいと考えています。その大学院では地域や医療に関する社会の課題を発見して、解決するまでの一連の流れを学ぶので、学んだことを柏崎に還元したいなと考えています。
古島:医師として一人前を目指すというのが一番ですが、社会人としても1年目ですので並行して成長していきたいと思います。
高橋:将来の夢は、患者さんから採取した細胞を顕微鏡で見て、どんな疾患なのか、細胞の特徴から治療を考える「病理医」になることです。患者さんと接する機会はなく、皆さんがイメージする医師とは少し違いますが、病理学のその先には患者さんがいます。今の現場での研修を大事にし、現場を忘れない病理医になりたいと思っています。

問合せ:国保医療課
【電話】43-9141【FAX】24-7714

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU