昨年8月豪雨で、地元の神明宮の参道が崩れた上土沢集落の春祭りが4月2日に集落センターで行われ、手作りの祠がお宮の代役を務めました。
この祠は、「せめて初詣だけはしたい」と昨年末に集落の有志三名(岡田周一さん、織田喜一郎さん、米野雄三さん)が完成させたもの。祠の高さは1mほどで、三人のうち一人は建具職人とあって、ガラスを入れた格子状の開き戸タイプ。屋根はペンキを塗って本格的に仕上げています。
初詣には、集落役員がお札を納めた祠を参道入口に設置。春祭りでは、神明宮への参道が復旧していないため、集落センターを会場としました。
高橋一裕区長は、「災害後だから、みんな息災を願ってお参りしたかったと思います。参道の復旧が難しいなか、春祭りができてみんな喜んでいます」と、有志三人に感謝していました。
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