■歴史が息づく「八王子まつり」 まちの文化が融合した伝統行事
関東屈指の山車(だし)祭りとして知られる「八王子まつり」。江戸時代から親しまれてきた八幡八雲神社(元横山町二丁目)の祭礼「下(しも)の祭り」と、多賀神社(元本郷町四丁目)の祭礼「上(かみ)の祭り」は、人形や彫刻など山車の装飾に工夫を凝らしながら関東一円に名を馳(は)せていきました。
現在では両神社による神事と、祭囃子(まつりばやし)や鳶(とび)職による木遣(きやり)、芸妓(げいぎ)文化が融合し、まちを代表する伝統行事となっています。
▽知れば知るほど面白い 祭りの名物「山車」に結集した建築技術
祭りを盛り上げる各町会の19台の山車。江戸時代後期の絹織物業による経済基盤を背景に競い合うように建造され、地元の宮大工の建築技術を取り入れることで独自の文化を築きました。絢爛(けんらん)豪華な各町会の山車の特徴は八王子まつりのホームページ(本紙の二次元コード)からご覧いただけます。
■7/29・8/19 イベント情報 手織り体験
7月29日、8月19日に多摩織工芸館(八幡町)で多摩織伝統工芸士の指導による手織り体験を行います。申込方法など、詳しくは八王子織物工業組合のホームページ(本紙の二次元コード)からご覧ください。
桑都物語の歴史と未来を覗(のぞ)いてみよう
問合せ:日本遺産「桑都物語」推進協議会(都市戦略課内)
【電話】620・7434【FAX】626・8554
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