令和4年度 決算特集 「活力ある魅力あふれるまち」実現に向けて施策を展開(1)

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令和4年度予算は、「八王子ビジョン2022」の総仕上げに向けた取組、新たな日常を実現する取組、新たな基本構想・基本計画「八王子未来デザイン2040」につながる取組を3つの柱に掲げ編成。その後、新型コロナウイルス感染症への対応や原油価格・物価高騰対策に取り組むため7回にわたり補正予算を組み、一般会計の予算総額は2383億円となりました。

■「八王子ビジョン2022」の総仕上げ
「活力ある魅力あふれるまち」の実現に向け、放課後子ども教室と学童保育所の一体的な運営を強化し、待機児童ゼロを実現したほか、多摩26市で初めておたふくかぜワクチン予防接種の自己負担額をなくし、子育てしやすいまちづくりを推進。また、はちまるサポートの増設や医療的ケア児等コーディネーターの配置などを行い、誰もが安心して暮らせる地域共生社会をめざした取組を進めてきました。これらの施策は、4月からスタートした「未来の八王子」の設計図となる「八王子未来デザイン2040」に引き継がれています。

■一般会計は60億円の黒字決算
一般会計の歳入総額は2373億円、歳出総額は2282億円。令和5年度へ繰り越した財源を差し引いた実質収支は、一般会計で60億円、各特別会計を含めると81億円になったほか、下水道事業会計では14億円(税抜)の純利益を計上しました。また、市の貯金である基金残高は前年度に比べ74億円増の408億円を確保。市債残高は、前年度から58億円減の1865億円になりました。

一般会計歳入歳出決算額の内訳

公営企業会計(下水道事業)の決算状況

※資本的収支に係る収入不足額は、損益勘定留保資金などで補塡しました。

基金(貯金)と市債(借金)の状況

一般会計・特別会計の決算状況

■一般会計予算の推移
▽当初予算
2083億円
↓
▽5月補正予算(専決処分)
10億100万円
低所得の子育て世帯への生活支援特別給付金の支給
↓
▽6月補正予算
26億円
新型コロナウイルスワクチンの追加接種(4回目)の体制確保など
↓
▽9月補正予算
79億600万円
本市独自のマイナポイント付与事業など
↓
▽9月補正予算(追加)
29億円
新型コロナウイルスワクチンの追加接種(オミクロン株対応)の体制確保など
↓
▽9月補正予算(追加その2)
39億4800万円
物価高騰に伴う住民税非課税世帯への臨時特別給付金の支給
↓
▽11月補正予算
15億9000万円
原油価格高騰に伴う市施設の電気・ガス使用料の確保など
↓
▽2月補正予算
100億6800万円
市内でのデジタル地域通貨発行の基盤構築など
↓
▽予算総額
2383億1300万円