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フレイルって何だろう

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最近よく聞くようになった、「フレイル」という言葉。
どういうことを指すのか、予防するには何をすればよいのか、知っていますか。

フレイルとは、加齢にともなって筋力や活力が低下した、「健康」と「要介護」の間の状態のことです。年をとれば多少、体の不調があるのは仕方のないこと、と思わないでください。フレイルの状態になると、病気にかかりやすくなったり、ストレスに弱い状態になったりしてしまいます。
また、下図のように悪循環を起こしてしまうことがあります。今、心当たりがあったり、将来が不安になったりする人もいるかもしれませんが、早めに対策をすれば良い循環に変えることができ、「健康」に戻ることができます。
そのために必要なのは、フレイル予防の3つの柱。「誰かと一緒にごはんを食べる」(栄養・社会参加)、「近所の人と集まって運動をする」(運動・社会参加)など、あわせて行うとより効果的です。

■フレイルの悪循環

■セルフチェック!
3つ以上当てはまったら要注意!
・体重の減少…6か月で体重が2~3kg減った
・身体活動の低下…外出しなくなった、人との交流が減った
・握力低下…ペットボトルのふたを開けにくくなった
・歩行速度の低下…青信号の間に横断歩道を渡り切るのが難しくなった
・疲労感…以前より疲れやすくなった

■フレイル予防の3つの柱
◇栄養…食生活・口腔ケア
中年期まではメタボ、高齢期からは低栄養に注意しましょう。しっかり食べていると思っていても、必要な栄養が十分にとれていない可能性があります。いろいろな料理を食べると多様な食品摂取につながります。とくに筋肉の材料になるたんぱく質を積極的にとりましょう。また、しっかり食べるためには日々の口腔ケアも大切です。歯科医での定期ケアなども検討してください。

◇運動…習慣的な運動
いつまでも動ける体を作るには、適度な運動が必要です。歩く機会を増やしたり、距離をのばしたりするなど、運動を日常的に取り入れましょう。また、区には区歌にあわせた「千代田体操」と、機能部分を重視した「ちよフル体操」があります。立って行うのはもちろん、座ったままでも行うことができます。体の状態などにあわせて取り組んでみませんか。

◇社会参加…活発な外出・活動への参加
社会とのつながりが少なくなることがフレイルの入り口と言われています。電話やZoomなどでおしゃべりをしたり、親しい人と公園などをウォーキングしたり、区内で開催されるイベントや講座などに参加したりしてみませんか。イベントなどに参加することで、活動範囲が広がったり、新しい交友関係が生まれるきっかけとなったりします。

■フレイル予防講座
日時:9月7日(木)~28日(木)の毎週木曜(全4回)10時~11時30分
場所:かがやきプラザ(九段南1-6-10)、Zoom(自宅)
対象:区内在住の60歳以上で要支援・要介護認定を受けていない方※定員に満たない場合は、60歳未満の介護認定を受けていない方も受講可
定員:会場15名、Zoom10名(いずれも抽選)
内容:講義や体操で健康長寿の秘けつを学ぶ
申込み:8月31日(木)までに電話、ファクスまたはEメール(本紙4面記入例参照/会場またはZoomも記入)で問合せ先へ

問合せ:在宅支援課介護予防担当
【電話】03-5211-4223【FAX】03-3265-1163【メール】zaitakushien@city.chiyoda.lg.jp

■フレイル測定会
日時:(1)10月18日(水)(2)10月25日(水)いずれも9時30分~16時(同じ内容)
場所:
(1)万世橋区民館8階(外神田1-1-13)
(2)かがやきプラザ4階(九段南1-6-10)
対象:60歳以上の区内在住者
定員:各80名(申込順)
内容:加齢に伴う心身の状態を多面的にチェック。体力測定、姿勢分析、認知機能、口腔機能などの測定結果をもとに個別アドバイスを受ける
その他:8月21日(月)から受け付けを開始。詳しくは広報千代田8月20日号に掲載

問合せ:在宅支援課介護予防担当
【電話】03-5211-4223

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