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自治体の皆さまへ

6月は環境月間 地球温暖化対策ってだれのため?

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東京都国立市

〜未来をよりよくするために、「国立市ゼロカーボンシティ実現に向けたロードマップ」を作成しました〜

■温暖化がこのまま進むと地球はどうなるの?
地球温暖化は、人の活動に伴って発生する二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが増加することにより、地球全体の地表や大気の温度が上昇し、自然生態系および人類に悪影響をおよぼすものです。
地球温暖化がこのまま進むと異常気象や自然災害の発生頻度が増加し、それに伴う水不足や作物不良、熱中症などの健康被害など、さまざまなリスクが高まります。
国立市においても、平均気温が1980年ごろから上昇傾向になり、2022年の平均気温は15.7℃で、1980年に比べて2℃程度上昇しています。降水量も増加傾向にあり、近年は豪雨災害や多摩川の氾濫などが発生しています。
国は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現をめざす」ことを宣言しています。市でも「ゼロカーボンシティ」を表明しており、地球温暖化対策に取り組んでいます。
※ゼロカーボンシティ:2050年に温室効果ガス実質排出量ゼロをめざすことを表明した自治体のこと。


図:気象変動による将来の主要なリスク(引用:温室効果ガスインベントリオフィス/全国地球温暖化活動推進センターウェブサイト)

■ゼロカーボンシティ実現に向けたロードマップを作成しました
このたび、「2050年ゼロカーボンシティ」を達成するためのロードマップを策定しました。今後、このロードマップをもとに、市民の皆さんと意見交換をするなかで、温室効果ガス排出量の削減目標や具体的な取り組みなどについて検討を深め、ゼロカーボンシティの実現に向けた具体的な計画の策定や取り組みを進めていきます。

◆ゼロカーボンシティ実現に向けた将来ビジョンのイメージ
・以下のイメージは、アンケートで寄せられた将来の国立市のイメージなども参考に、ゼロカーボンシティが実現した国立市の姿を、「見える化」して表した例です。
・ゼロカーボンシティは、市民の暮らしやライフスタイルと一体のものであり、その実現に向けては、こうした具体的なイメージを市民と共有して進めていくことが重要です。

▽将来の国立市のイメージ
・大人になったとき将来の国立市のイメージには地球温暖化が進んでいないといいな。
・木や花を蹴ったり踏んだりせず、大切にしてあげられるようになるといいな。
・街には緑があふれ、空気がおいしいまち!
・食や農業も自給自足、地産地消!
・大きい道路に木がたくさんあって、桜とかがきれいに咲いていて欲しいな!
・リサイクルの充実、ゴミの量を削減。
・自転車と歩行者優先のまち
・自然エネルギーによる自家発電が街中で見られる社会!
・いろいろな人が「ここにいたい」「楽しい」と思ってくれるような国立市にしたい!

・ZEH(ゼッチ)、HEMS(ヘムス)
・戸建住宅での太陽光発電
・屋上緑化、壁面緑化
・ZEB(ゼブ)、BEMS(ベムス)
・公共交通の利用促進、利便性向上
・緑地保全
・太陽熱利用、地中熱利用
・自家用車や社用車へのEV導入
・ウォーカブルなまちづくり
・農作物の地産地消
・農地保全
・燃料電池バス
・学校における環境教育

※詳しくは本紙をご覧ください
※記載内容の詳細は、市HP(本紙の二次元コード)をご覧ください。

◆2050年に排出する温室効果ガス「0」に向けた目標
▽国立市域から排出される温室効果ガス実質排出量(t-co2)

ロードマップでは、温室効果ガスの実質排出量を「2030年に2013年比で46%減~62%減」「2050年ゼロ」とすることを目標として提示しています。
2030年については、ケース1(46%減)~ケース4(62%減)の幅を持たせています。令和5年度に開催を予定している市民ワークショップ等での議論を踏まえ、2030年の目標を具体的に決定していきます。
※ロードマップの詳細は、市HPをご覧ください。

■だれがどれだけ温室効果ガスを出してるの?

国立市内から排出される二酸化炭素(CO2)の約4割が家庭部門、約3割が業務部門(店舗や事業所等)から排出されていることから、これらの部門での温室効果ガス削減が目標達成の鍵となります。
温室効果ガス削減には、市民一人ひとりの取り組みが鍵!

■地球温暖化対策を一緒に進めよう!
2050年ゼロカーボンシティを達成し、未来を担う子どもたちによりよい環境を引き継ぐには、市民の皆さん一人ひとりの行動が大切です。例えば、家庭用エアコンの冷房設定温度を1℃上げるだけで、年間14.8kgのCO2削減効果があります。市では、地球温暖化対策に役立つさまざまな補助制度を設けています。これらも活用しながら、一緒に地球温暖化対策を進めていきましょう。

◆市の補助制度
▽家庭向け
・太陽光発電や蓄電池等への補助
・断熱窓、屋上の遮熱塗料塗り替えへの補助
・LEDや冷蔵庫の買換え補助

▽事業者向け
・省エネ改修への補助

※二次元コードは本紙をご覧ください

問合せ:環境政策課環境政策係

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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