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おぶせの冬と春を楽しむ(2)

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東京都墨田区

◆境内アート
小布施町で400年以上の歴史を持つお寺、玄照寺(小布施町大島90)。普段は静かなこの古刹が、春になると一変、彩り豊かなアートフェス「境内アート小布施×苗市」の舞台になります。「このイベントは、毎年4月下旬に玄照寺の敷地全体を会場にして行います。内容は、アートの展示やクラフト作品の出店をメインに、パフォーマンスやフードコート、古本市、イベント名にもある苗市など、様々なものがごちゃ混ぜになった、まさに“お祭り”ですね。」と楽しそうに話すのは、実行委員長のヒロシマンさんと同委員の日高 健さん。

「もともと玄照寺で開催されていた苗市を盛り上げるために、平成16年からアートイベントを一緒に開催したのが始まりです。その後さらにクラフト市も一緒にやるようになり、今年で19回目を迎えます。出店者は150店舗くらいで、全国各地から小布施に出店しに来てくれていますね。このイベントを年度の仕事始めだと言って楽しみにしてくれている出店者も多いんですよ。(ヒロシマンさん)」「“なんでもいいが、一番いい。”をコンセプトに、お客さんも出店者もみんながのびのびと参加してくれています。時期が合えば境内に桜も咲いていて、まさに春の訪れを感じることができますよ。(日高さん)」
お寺という厳かな空間で行われる、“なんでもいい”な、にぎやかなイベント。ぜひ、体感してみてください。

今年の開催日:4月28日(日曜日)
*詳細は境内アート小布施×苗市のホームページで後日公開予定

・参道では古本や苗などが販売され、お寺にやってくるお客さんを出迎えます。

・境内ではアート作品の制作・展示が行われます。アートと荘厳な本堂との対比に、より感性が刺激されそうです。

・お寺に隣接する広大な森「小布施千年の森」では、クラフト作品等の出店が100店舗近く集まるほか、飲食店も30店舗以上出店し、ここがお寺の敷地だということを忘れてしまうほど。

・敷地内の各所にはインスタレーションアート(展示空間を使った作品)が設置され、見る人を楽しませてくれます。

・音楽や書道のパフォーマンスなども行われ、その様は圧巻の一言。

◆桜堤
毎年4月下旬から5月の大型連休にかけて、小布施町の西に位置する千曲川の堤防が美しいピンク色に染まります。この堤防上には、およそ600本もの八重桜が全長4キロメートルにわたって植えられており、「桜堤」と呼ばれて親しまれています。遠くまで長く続く桜並木の中を歩くと、まるで自分が桜のトンネルの中にいると錯覚してしまうほど。開花の時期にはこの景色を見るために、県内外から多くの人が訪れます。
この桜堤に咲く桜の木々は、実はオーナーを募集して植林されたものです。平成7年に千曲川沿いの高速道路が整備された際、高速道路と堤防の間にできたスペースに、千曲川への感謝の意や地域住民のふれあいの場になってほしいという願いを込めて、桜の木を植えてはどうかと町民から町に提案がありました。そこで実際に広く募集したところ、町内のみならず、北は福島県から南は岡山県まで、370人もの方から申込みがありました。申し込んだ方は、結婚や出産の記念など、桜の成長にそれぞれの想(おも)いを込めて募集に応じたそうです。そのしるしとして、植えられた桜の木々にはオーナーの名前が書かれたプレートが設置され、オーナーは桜の成長とともに、それぞれが込めた想いを育んでいます。

・シンプルに桜を見て楽しむも良し、その桜1本1本に込められたオーナーの想いに心を馳(は)せるも良し。いろいろな見方で、この桜堤を楽しんでみませんか。

・満開の桜が4キロメートルにわたって延々と続く様は、まさに絶景です。

・桜堤に咲いている八重桜は全て、「一葉」という品種のもの。

・桜堤に隣接する千曲川リバーサイドパークには、「黄金島」と呼ばれている菜の花畑があり、こちらも4月下旬頃に美しい花を咲かせます。お花見の時期にはここでマルシェも開催されます。

今号で紹介した内容以外にも、小布施町には見所が盛りだくさん。より詳しい情報は、小布施文化観光協会のホームページをご覧ください。

問い合わせ:広報広聴担当
【電話】03-5608-6223

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