名誉区民の亀井忠雄(かめいただお)さんが逝去

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新宿区名誉区民の亀井忠雄(かめいただお)さん(能楽囃子方)が、6月3日逝去されました(享年81歳)。
亀井忠雄さんは、父である葛野流大鼓方(かどのりゅうおおつづみかた)の亀井俊雄(かめいとしお)さんより5歳の頃から手ほどきを受け、昭和24年に「熊野(ゆや)」で初舞台にあがり、その後、川崎九淵(かわさききゅうえん)さん、吉見嘉樹(よしみよしき)さんに師事しました。平成10年葛野流宗家(かどのりゅうそうけ)預かりとなり、流儀の指導的立場になりました。平成14年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定、平成16年に紫綬褒章を受章されています。また、平成24年に旭日小綬章を受章し、同年葛野流家元となりました。さらに、令和元年に日本芸術院賞・恩賜賞を受賞するほか、日本芸術院の会員となりました。
区では平成19年3月、亀井忠雄さんの社会文化への貢献、功績をたたえ、名誉区民の称号を贈りました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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