〔コラム〕新宿の未来のために

2／33

・ご長寿を重ねられた皆さまが、18日の敬老の日を迎えられますことを心よりお祝い申し上げます。また、長年にわたり、地域社会を支えていただきましたことに、深く敬意と感謝を申し上げます。今年度末で100歳以上となる方は区内で240人いらっしゃいます。そのうち94人は新たに100歳を迎える方です。長寿を迎えられた皆さまの今後のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
・ふるさと納税により新宿区の特別区民税の減収額は年々増加しており、令和4年度の減収額は約34億円、おおよそ小学校1校分の改築費用にあたる金額になりました。特別区民税の減収は、区の独自事業の財源が減少することとなりますので、区民サービスの低下につながります。区は、特別区長会を通じてふるさと納税制度の改善を国に求めています。なお、区は、区の魅力を広く発信することと区内での消費の喚起を目的として、10月1日からふるさと納税返礼品の受け付けを開始します。区を訪れて利用できる体験型返礼品、区内で生産された商品型返礼品により多くの方に新宿区の魅力を伝えてまいります。とても流出額を補填することはできませんが、区内の産業振興をはかってまいります。
・新宿区最大の区民まつりである「ふれあいフェスタ」を4年ぶりに都立戸山公園(大久保地区)で10月15日に開催します。「区の関係団体によるブース出展」や、「江戸幕府鉄炮組百人隊保存会等の区内団体や友好都市団体等によるステージパフォーマンス」に加え、「世界のグルメツアー」や「謎解き宝探し」、「ユニカール講習会」などの新しい企画も用意しています。多くの皆さまの参加をお待ちしています。
・区では、歌舞伎町に集まる若者・女性等の犯罪被害の防止等を図るため、パトロール隊による見守りや指導を行うほか、警察や地元町会との合同パトロールや、アウトリーチ活動を行うNPO法人、公益社団法人等に財政的支援を行う事業を実施しています。先月10日には、小池百合子東京都知事と歌舞伎町を視察しました。視察の中で都知事は、「区と連携し対策をしっかりと講じたい」とお話ししていました。今後も関係機関と共に歌舞伎町における安全・安心なまちづくりを進めてまいります。

区長　吉住健一(よしずみけんいち)