■こんなときどうする?
区では、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指し、9・3月を自殺予防月間としています。自殺の背景にはさまざまな社会的要因がありますが、4年中における自殺の原因・動機の約半数は健康問題でした。健康問題にはうつ病や精神疾患も含まれ、こころの健康が大きく関わっています。
体の健康と同じようにこころの健康づくりは大切です。自分のこころに目を向け、こころの健康を保つ習慣づくりをしませんか?
出典:厚生労働省ホームページ「自殺の統計」
【STEP1】こころの健康を知る
◇ストレス要因編…自分で気付いていないだけかも…
生活には、多かれ少なかれストレスが付き物です。適度なストレスは生活に必要ですが、長期にわたり心身に負荷を受け続けたり、うまく対処できなかったりすると、自分でも気付かないうちに予想以上の負担がかかっていたということもあるかもしれません。
・介護
・仕事
・人間関係
・育児
・病気
そのままこころの疲れを放っておくと、こころや体に不調が表れることがあります。
◇例えば
・憂鬱(ゆううつ)
・食欲不振
・目まい
・肩凝り
・腹痛
・下痢
・不眠 など
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具体的に
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【STEP2】こころの健康をチェックする
◇ストレスチェック編…見逃さないで!こころのピンチ
ストレスが大きくなると、こころや体、日常の行動に変化が表れます。気付かないうちにSOSサインが出てないかチェックしてみましょう。
□夜眠れない
□食欲がない、好きな料理も残してしまう
□怒りっぽくなる、イライラする
□飲酒の量が増えた
□朝起きるのがつらい、疲れやすい など
◇こちらもご利用ください…これから始める“自分”改革~働く人のためのストレスチェック~
区では、働く人のメンタルヘルスの不調を予防するための冊子を作成し、区内・区近隣事業所へ配布しています。働く人のメンタルヘルスの不調を予防するために、研修やストレスチェック実施時などで活用してください。
こころの体温計:気軽にストレス度をチェックできるシステムです。
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できること
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【STEP3】こころの健康を整える
◇セルフケア編…こころのメンテナンスできていますか?
日々を生き生きと暮らすためには、自分に合ったメンテナンスが大切です。こころがリラックスできる時間をつくりましょう。
「自分に合ったメンテナンス方法を探そう!」
規則正しい生活リズム:生活リズムの構築には、毎日同じ時間に起きることが大切です。朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びましょう。夜は暖色系の明かりにすることも良い睡眠につながります。
十分な休息:睡眠は最良の疲労回復法です。休息と睡眠をしっかり取って、こころと体を癒やしましょう。
適度な運動:手軽にできて、自分が好きなものを楽しんで行うことがポイントです。
リフレッシュ:たくさん笑ったり、おいしい食事を味わったり、音楽を聴いたり、自分へのご褒美を忘れずに。
■もしあなたの大切な人が悩んでいたら…
こころの不調は自分では気付きにくいものです。身近な人のいつもとは違う様子に気付いたら、まずは、声をかけ話に耳を傾け、必要なときは専門家へつなぐなど、温かく見守りましょう。周囲の気付きと対応で、大切な命を支えることができます。
◇悩んでいる人への関わり方
1.気付き
2.声かけ
3.傾聴
4.つなぎ
5.見守り
■一人で悩まずご相談ください
誰かに相談したり、助けを求めたりすることは、こころの健康を保つために必要なことです。相談することが恥ずかしいと思うこともあるかもしれませんが、勇気を出して相談することで、次の一歩を踏み出してみませんか?
保健センターでは、さまざまなこころの健康相談を受け付けています。専門機関への相談が必要な場合もあります。つらい気持ちが続くときは、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
◇こんなことありませんか?
・疲れているのに休めない
・他人の目が気になる、怖い…
・家族が最近怒りっぽい、様子がおかしい
◇保健センター
・荻窪【電話】3391-0015
・高井戸【電話】3334-4304
・高円寺【電話】3311-0116
・上井草【電話】3394-1212
・和泉【電話】3313-9331
各種相談窓口は、本紙10面をご覧ください
問合せ:杉並保健所保健予防課
【電話】3391-1025
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