●江戸川区の誕生から90年
昭和7年に誕生した江戸川区。長い年月をかけて、私たちの暮らしを支えるインフラや施設が整えられ、住みよい環境が作られてきました。また地域のさまざまな課題に立ち向かう中で、人々の絆が育まれてきました。現在、70万人の区民が生活を営む「住みよいまち」となっていますが、それはこれまで努力を積み重ねてきてくださった先人のおかげでもあります。
●2100年に向けて住みよい江戸川区を引き継いでいきたい
2100年は「今日生まれた赤ちゃんが生きる時代」であり「今、建てた建物がまだ使われている時代」です。今を生きる私たちも、未来の区民から「あの時代の人たちが頑張ってくれたおかげ」と言ってもらえるように、この住みよい江戸川区を引き継いでいかなければなりません。
●このままなりゆきまかせで大丈夫?
しかし2100年にかけて、区の人口やお金、行政職員の数は減少していくことが推計されています。計画的に行動することなく、今までどおり2100年を迎えたら、長い年月をかけて創り上げてきた住みよい江戸川区が失われてしまうかもしれません。
●なりゆきまかせにしないために
「右肩下がり」が見込まれる時代において、江戸川区が目指す2100年のまちの姿とは。その問いかけに対して頂いた9千件以上のご意見をもとに、昨年、区の長期計画となる「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」をまとめました。また2021年には、共生社会実現のために区の果たすべき役割などを定めた「ともに生きるまちを目指す条例」を制定しています。
今後は、この条例や共生社会ビジョンの理念を実現するため、具体的な行動に移していく必要があります。
●実現に向けた3つの取り組み
現在、区では共生社会ビジョン実現のための「2100年に向けたアクションプラン」と、2100年の公共施設の姿を描く「公共施設の再編・整備計画」、そして「ともに生きるまちを目指す条例」の考え方をより具体的に示す「関連条例」の3点の作成に取り組んでいます。2100年に向けたアクションプランから、それぞれの概要や考え方を紹介します。
なお8月1日に、これらの計画案や条例案の詳細版(本編)を公表し、意見募集(パブリック・コメント)を行う予定です。
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