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自治体の皆さまへ

更生保護に協力し、犯罪や非行のない街を目指す。(2)

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東京都渋谷区

◆一人一人と向き合いながら、更生を目指す
◇渋谷区保護司会は令和5年度で70周年を迎えるそうですね。
林:世の中の変化に伴い、犯罪の内容も変わってきています。最近は、薬物乱用などの外から見えにくい犯罪が増えてきたと感じています。その中で、私たち保護司の対応にも多様性が求められています。渋谷区保護司会は今年、70周年という節目の年を迎えますが、改めて、「今まではこうだったから、こうしよう」ではなく、対象者一人一人と向き合いながら対応することが大切だと思います。

◇渋谷区保護司会が現在抱えている課題はありますか。
伊藤:保護司の高齢化が進んでいることです。現在、渋谷区保護司会は定員92人のうち、充足率が81.5%と、都内でも高い水準です。ただ、定年の75歳を迎え、引退する人たちの分を補充していかなければ、どんどん減っていきますので、私たちから「保護司になってみませんか」と

◇保護司になるための条件はあるのでしょうか。
伊藤:過去に犯罪歴がないこと、65歳以下であることです。保護司選考会で推薦された人の中から法務大臣が委嘱するという手続きが必要です。地域活動を一生懸命やっている人が推薦されて、保護司になるケースが多いですね。

◇区民の皆さんにメッセージをお願いします。
岡﨑:保護司はとてもやりがいのある仕事です。もし、日ごろから地域に貢献していらっしゃって、保護司に興味がありましたら、自薦・他薦を問いませんので、周囲の保護司にお声掛けください。また7月には「社会を明るくする運動」の強調月間として、地域を挙げてイベントを開催しますので、ぜひ、ご参加ください。

林:保護司活動は裏方として社会を支える仕事です。地域の皆さんにもご理解いただき、温かく見守っていただけますと幸いです。今後とも、よろしくお願いします。

伊藤:日本は世界でも指折りの治安の良い国です。保護司の活動を続けることが、治安の向上にもつながると考えています。ぜひ、この活動に興味を持っていただきたいです。

福田:先ほども触れましたが、保護司の高齢化とともに、これから人数が減少していくことが予想されます。社会貢献をしたいと考えている人や、保護司の仕事をやってみたいと思っている人は、気軽にお問い合わせください。「社会を明るくする運動」にもぜひ、ご協力をお願いします。

[社会を明るくする運動とは]
犯罪や非行を防止し、犯罪をした人や非行のある少年の更生について理解を深め、安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。毎年7月を強調月間とし、中学生の意見発表大会などの催しが、渋谷・原宿・代々木警察署や地域の皆さまのご協力を得て、開催されています。

福田さん、伊藤さん、林さん、岡﨑さんへのインタビューは5月2・9日に「渋谷の星」で放送します。

問合せ:広報コミュニケーション課広報係
【電話】03-3463-1287【FAX】03-5458-4920

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