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自治体の皆さまへ

自由な遊びを育む、はるのおがわプレーパーク。(2)

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東京都渋谷区

◆子どもを見守る大人がたくさんいる街にしていきたい
◇はるプレを運営してきた中で、強く印象に残っていることはありますか?
入江:一番印象深いのは、青木くんが中学生のころにやっていた穴掘りです。青木くんを含む中学生たちが遊びにきた時、小さい子たちが掘った穴を見つけて、なぜかそこを掘り始めました。それから毎日やってきて、「さあ、今日もやるか!」と言って、制服を脱いで穴掘りを始めるんです(笑)。ただ⽳を掘ることがそんなに⾯⽩いんだ、ということに気付かされた出来事でした。ものすごく巨大な穴になったので、最終的に安全性を考えて泣く泣く埋めてしまいましたが、中学生たちが夢中になっていた姿は、本当に忘れられませんね。

青木:以前、当時遊びにきていた来園者の皆さんと集まったことがあり、「そういえば小さいころ、中学生たちが大きな穴を掘っていたよね」と覚えていてくれた人がいました。そのことが、なんだかうれしかったですね。

◇今後のはるプレの展望についてお聞かせください。
糸賀:⼦どもたちが、⾃分で決めた⾃分の遊びを⾃由にできる場所であり続けたい。そんなはるプレを、みんなでつくっていきたいです。今後は、活動をはるプレから広げていき、渋⾕区が、⼦どもの育ちを⾒守る⼤⼈がたくさんいる街になったらいいなと思っています。

◇これからはるプレを訪れる人たちや、区民の皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
青木:はるプレではやりたいことに挑戦できます!困ったことがあったら、スタッフに声を掛けてください。⼀緒に考えましょう。

糸賀:登録も予約も必要ありませんので、気軽にいらっしゃってください。時々、中に入りづらいという声もいただきますが、勇気を出して一歩入っていただければ、スタッフがサポートします。

入江:はるプレは誰のものでもなく、みんなでつくっていく場所です。子どもも大人も一緒に未来をつくっていこうと、呼び掛けていく場所でありたいと思っています。ぜひ、一緒にはるプレをつくっていきましょう。

■「渋谷のラジオ」で放送中!
入江さん、糸賀さん、青木さんへのインタビューは8月15・22・29日に「渋谷の星」で放送します。

■渋谷はるのおがわプレーパーク
平成16年、渋谷区初の常設プレーパークとしてオープンした、自然の中で思いきり遊べる公園です。⼦どもたちの「⾃分で考えて⾃分で決める遊び」を、⼤⼈が尊重する場として活動しています。遊びの専⾨職である「プレーリーダー」を中⼼にスタッフが常駐し、日々園内の整備や安全点検を⾏なっています。7月の「はるプレ誕生祭」や、冬の乳幼児向けイベント「ぽかぽかプレーパーク」をはじめ、大小さまざまなイベントも開催しています。運営は、渋谷区からの委託事業として、渋あそが担当しています。渋あそは「えびすどろんこ⼭プレーパーク」の運営、また「せせらぎ冒険遊び場」へのスタッフ派遣も⾏なっており、これらの遊び場は渋⾕区の⼦どもたちの遊びの拠点となっています。

場所:代々木5-68-1 はるのおがわコミュニティパーク内
開園時間:10:00~17:00 ※雨天開園
閉園日:木曜日、約1週間の夏期・冬期休園期間あり

問合せ:広報コミュニケーション課広報係
【電話】03-3463-1287【FAX】03-5458-4920

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