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自治体の皆さまへ

ゼロエミッションかつしかの実現に向けて(1)

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東京都葛飾区

~みんなで温室効果ガス(二酸化炭素)の削減に取り組もう~
地球温暖化による異常気象の影響が、さまざまな形で私たちの生活に表れ始めています。区では、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を減らしていくために、令和32(2050)年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロをめざす「ゼロエミッションかつしか」を宣言しています。

■どのような異常気象が起きている?
◆令和5年の夏は、過去149年の中で1番暑かった
◇東京では…
平均気温:7・9月の平均気温は、観測史上最高
真夏日(30℃以上の日)の日数:観測史上最多の90日
猛暑日(35℃以上の日)の日数:観測史上最多の22日

◇全国では…
日本の年平均気温は、さまざまな変動を繰り返しながら上昇しており、長期的には100年当たり1.35℃の割合で上昇しています。特に1990年代以降、高温となる年が頻出しています。

日本の年平均気温1.35℃上昇(100年当たり)
出典:気象庁HP「日本の年平均気温」

◆全国では大型台風や集中豪雨も頻発化
令和元年には令和元年東日本台風(台風19号)が発生
・区内では2万人近くの方が避難
・葛飾区で初めての警報レベル4(当時)の避難勧告を発令

◆これらの異常気象は地球温暖化が関係しています。
原因となる温室効果ガスの排出量を早急に減らしていくことが必要です。

◇区全体の温室効果ガスの排出量と削減目標
2013年度基準値(排出量):1,665,000t-CO2eq
2020年度(排出量):1,388,000t-CO2eq
2030年度中期目標値(排出量):832,000t-CO2eq…「カーボンハーフ」2030年度の温室効果ガス排出量を基準値から50%削減
2050年度長期目標値(排出量):0t-CO2eq…「ゼロエミッションかつしか」2050年度の温室効果ガス排出量を実質ゼロに

■温室効果ガスの排出量を減らすために
かつしかエコ助成金を活用してお得にエコを取り入れてみませんか?
区では、地球温暖化対策を効果的に進めていくために、再生可能エネルギーの利用促進や省エネに配慮した設備などを導入する方に対して、その費用の一部を助成しています。

◆個人住宅向けエコ助成金を紹介します
◇(特におすすめ)高断熱住宅
性能の高い断熱材を屋根や壁などに使用し、断熱窓を設置した住宅。外気の温度の影響を受けにくいため、夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごすことができます。
メリット:
・温室効果ガス排出量や光熱費を削減できる
・熱中症予防や、急激な温度変化によって、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす「ヒートショック」の予防になる
・結露が出づらくなるので、カビが発生しにくい
新築住宅:
・断熱等性能等級6以上…定額60万円(ZEH(※)の場合20万円を加算)
・断熱等性能等級5…定額30万円(ZEH(※)の場合20万円を加算)
※…省エネ(高断熱化、高効率化)と創エネ(太陽光発電など)によってエネルギー消費量が実質ゼロの住宅
改修工事のみ:
・断熱改修…上限20万円(対象経費の1/4)
・高反射率塗装…上限20万円(対象経費の1/4または施工面積(平方メートル)×1,000円のいずれか小さい額)

◇(特におすすめ)太陽光発電システム…上限40万円(8万円/kW)
◇(特におすすめ)蓄電池…上限20万円(対象経費の1/4)
[同時設置がおすすめです]
区では太陽光発電システムと蓄電池の同時設置を推進しています。
メリット:
・発電した電気を蓄電池にためることで、災害などによる停電時でも電気が利用できる
・発電し使い切れなかった電気をためることで、夜間に利用できるため、温室効果ガス排出量や光熱費をさらに削減できる

[東京都の補助金と組み合わせるとさらにお得に]
(例)既存住宅で太陽光発電システム(5kW、140万円)と蓄電池(7kWh、140万円)を導入
太陽光発電システム:
・区…5kW×8万円→40万円
・都…5kW×12万円→60万円
蓄電池:
・区…140万円×1/4→20万円(上限額)
・都…140万円×3/4→105万円
併設加算:
・区…5万円を上乗せ
自己負担:導入費用280万円-(区65万円+都165万円)=50万円

◇宅配ボックス
再配達を減らすことで、温室効果ガスの排出削減につながります。
・IoT対応(宅配ボックス自体がインターネットに接続しているタイプの製品で、スマートフォンへの通知機能があるもの)…上限15万円(対象経費の2/3)
・IoT非対応…上限5万円(対象経費の1/2)

◇エネファーム(家庭用燃料電池)
ガスに含まれる水素と空気中の酸素で発電し、発電の時に出る熱を給湯などに利用するシステムです。
定額5万円

◇ビークル・トゥ・ホームシステム(V2H)
電気自動車などに蓄えた電気を住宅に給電できるシステムです。
上限15万円(本体価格の1/3)

◇ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)
家庭のエネルギー使用状況を「見える化」し、各機器のエネルギーを制御して節電につなげるシステムです。
上限2万円(対象経費の1/2)

◇電気自動車・燃料電池自動車など
定額25万円

この他にも、集合住宅向け、事業所向けのエコ助成金があります。要件など、詳しくは区HPをご覧になるか、お問い合わせください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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