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自治体の皆さまへ

介護のイロハのイを知ろう(1)

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東京都足立区 クリエイティブ・コモンズ

「介護」について、なんとなくは知っていても、介護保険サービスに関する手続きやくわしい内容まではよく知らない、という方は多いのではないでしょうか。自分や身近な方が介護を必要とするときが、いつかやって来るかもしれません。今のうちに、「介護保険制度の基本」を押さえておきましょう。

●介護保険サービスを受けることができる方
・65歳以上で要介護・要支援の認定を受けた方
・40歳から64歳で、特定の病気が原因で要介護・要支援の認定を受けた方

こんなときは…
●例えばかかりつけ医に相談を促されたら
「最近、買い物に行くのが大変なんです…」
「一度ホウカツに相談してみてください」

●例えば最近のことで、もの忘れが増えたら
「お父さん、今日の分の薬は飲んだ?」
「どうだったかなぁ…」

●例えば体に不調があり、生活に支障が出てきたら
「足腰が弱くなって、2階に上がるのがつらい…」

●例えば年齢を重ねて体に不安が出てきたら
「最近、体を動かしていないな。どこかに良い機会はないかな…」
「ホウカツで紹介してくれるみたいだから、行ってみましょうよ。」

【1】まずホウカツに相談
○ホウカツ(地域包括支援センター)とは?
区内に25カ所あり、地域の高齢者の様々な相談に対応する総合的な役割を担っています。

問い合わせ先:地域包括ケア推進課地域包括支援センター担当
【電話】03-3880-5429

要介護認定が必要な場合は、介護保険課や福祉事務所で申請
「ホウカツが申請を代行することも可能!」

【2】認定のための調査・主治医意見書作成
○認定調査員による訪問
区の委託を受けた調査員が訪問し、心身の状態や日ごろの生活などについて聞き取り調査を行います。
○主治医意見書
どの程度の介護が必要となるのか医学的な観点から判断するため、主治医が意見書を作成します。

【3】審査・認定
○コンピューターによる一次判定
訪問調査の結果や主治医意見書を基に、介護がどの程度必要なのかをコンピューターで推計します。
○専門家による二次判定
保健・医療・福祉の専門家が一次判定や主治医意見書などを基に審査し、要介護度(非該当、要支援1・2、要介護1から5の8段階に分類される。要支援1が最も軽く、要介護5へ進むにつれ、重くなっていく)を決定します。

【4】ケアプランの作成
要支援・要介護の認定を受け、介護保険サービスを利用する際には「ケアプラン」の作成が必須です。本人や家族の状況・希望を基に介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成します。

○ご本人が「今後どうしたいか」を映し出す鏡
ケアプランとは、ご本人が「何をしたいのか」「どうしたいのか」を基にして、支援の方針や提供するサービスなどの全体像を書面にまとめたものです。
作成後、要介護の方は月1回の訪問、要支援の方は3カ月に1回の訪問と月1回の定期連絡をすることになっています。そこでご本人の状況と、サービスが適正に行われているかを確認しています。
○一人ひとりに最適なプランを、皆で形に
まずは訪問などでご本人の情報を収集し、次に主治医や介護サービス事業者などが集まる会議を開催してプランの中身を詰めていきます。作成したプランは最後にご本人に確認していただき、問題なければ交付されます。また、ご本人の状態が変わったなど、必要があれば適宜見直します。
プランは、「ご本人がどうしたいか」を軸に、ご家族の意向も反映して作成していきます。

「相談することは恥ずかしいことではありません。ためらわずに担当ホウカツまでご連絡ください。
状況に応じて、介護保険制度の利用や申請方法をご案内します。」

▼要介護認定が不要な場合でも、様々な支援を行っています
・地域活動の場の案内
・運動や栄養について学ぶ介護予防教室
・自主グループの支援
・もの忘れ相談
・消費者トラブルの対応など

問い合わせ先:介護保険課 介護保険係
【電話】03-3880-5887

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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