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上三川こぼれ話 〜第11話 上三川町の並木杉〜

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栃木県上三川町

日光杉並木といえば、だれでも一度は聞いたことがあるくらい全国的に有名な所でしょう。日本で唯一、「特別史跡」と「特別天然記念物」の二重指定を受けており、「世界一長い並木道」としてギネスブックにも認定されています。
正式名称「日光杉並木街道」は、日光街道・例幣使(れいへいし)街道・会津西街道の三街道の両脇総延長37に12,067本(令和4年度末時点)もの杉の木がそびえ立つ並木道です。
徳川家忠臣(ちゅうしん)の松平正綱(まつだいらまさつな)が20年余りの年月をかけて20万本以上もの杉を植樹し、家康公の三十三回忌(かいき)に日光東照宮の参道並木として寄進(きしん)しました。
世界に誇る栃木県の名所ですが、車の通行量の増大や周辺の開発、また杉の老齢化(ろうれいか)により年々その数は減少していました。平成8年、この文化遺産を守るため「杉並木オーナー制度」が始まりました。
杉並木保護に賛同(さんどう)した方が、杉1本につき1千万円で購入し、オーナーとなる制度です。そしてその売却代金を基金とし、その運用益で弱った杉の樹勢回復や次世代の杉の育成などを行います。現在565本(令和4年度末時点)がオーナー契約されています。
さて、実は町がオーナーとなっている並木杉があります。この杉並木保護への取り組みに賛同し、平成10年に1本購入しました。
町で購入した杉の木は、杉並木公園から北へ約10分のところにあります。お近くにお出かけの際は、ぜひお立ち寄りください。暑い日が続きますが、並木杉の木陰(こかげ)をお散歩するのも良いですね。

問合せ:生涯学習課 文化係(中央公民館内)
【電話】56-3510

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