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自治体の皆さまへ

広報うつのみや+(プラス) 「男女共同参画社会」の実現に向けて(1)

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栃木県宇都宮市

職場 × 家庭 × 地域 =一人ひとりの豊かな人生

■わたしもあなたも「誰もが」「個性」と「能力」を「発揮できる」「男女共同参画社会」の実現に向けて
人生100年時代を迎え、生涯にわたり誰もが豊かに暮らすことができる環境整備が重要な課題となっています。性別にかかわらず個性と能力を発揮し、活躍することができる「男女共同参画社会」の実現に向け、私たちができることについて考えてみましょう。

◆女性活躍に向けた社会の動き
近年、女性活躍推進法や育児・介護休業法が改正されるなど、国を挙げて女性活躍や男女ともに仕事と育児・介護などを両立できる環境整備が進められています。
また、6月に「G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」が開催され、「ジェンダー平等」や「女性の経済的自立」などについて議論が行われ、成果文書として「日光声明」が取りまとめられました。
男女共同参画の機運が高まる中、「なぜ男女共同参画が必要なのか」、「男女共同参画社会の実現に向けて私たちができること」について考えてみましょう。

◆「男女共同参画社会」ってなに?
男女が互いに人権を尊重しつつ責任も分かち合い、あらゆる分野で性別にかかわらず個性と能力を十分に発揮できる社会のことです。

◆TOPIC(トピック)
▽「G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」が開催されました!
「男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」は、G7サミットに合わせて開催される関係閣僚会議の一つで、6月24日(土)・25日(日)に日光市で開催されました。
G7各国やEU、関係機関の代表が、国際社会が直面する男女共同参画や女性活躍などに関するさまざまな課題や各国の取り組みについて議論を行い、成果文書として、「日光声明」を発表しました。
【URL】https://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_g7g8/g7_202306.html

◎「日光声明」のポイント
・女性の経済的自立を確保する取り組みが重要である。
・ジェンダーに基づくあらゆる暴力を根絶するための対策が必要である。
・社会全体の意識を変えていくため、固定観念などの解消に向けた取り組みが重要である。

◆なぜ、いま、男女共同参画が必要なの?
▽人口減少・少子高齢化が加速する中、女性の能力を社会に生かし、性別にかかわらず多様な人材が活躍できる社会に!
本市の人口は、2017年の52万人をピークに減少し、2050年には42万人になると推測され、労働力の中核となる生産年齢人口も、2017年に32万人であったところが、2050年には21万人になると見込まれています。少子高齢化が進み、生産年齢人口が減少する中、持続可能なまちづくりを進めるため、女性や高齢者などの多様な人材が経済活動などに参加できる環境整備が重要となっています。

宇都宮市の人口推計

出典:宇都宮市資料(政策審議室 令和5年7月推計)

▽結婚・出産後も働き続けることを希望する女性が増えている!
本市では、待機児童の解消やさまざまな子育て支援などに取り組んできた結果、女性の年齢階級別労働力率は増加してきていますが、全国と比較して低く、正規雇用比率も低い状況です。このような中、時代の変化とともに生活様式や働き方に対する意識も変わってきています。
また、市民意識調査の結果からは、以前と比較して、「出産を機に仕事を辞め、子育て後、再就職をするのが良い」と考える女性が大きく減少し、「子どもができても、就業継続したい」との回答が増えており、女性の就業継続意欲が高まっています。

女性の年齢階級別労働力率

出典:令和2年国勢調査結果(総務省統計局)

▽性別にかかわらず、誰もが活躍できる男女共同参画社会の実現が必要!
このような少子高齢化の進行や働き方などに対する考え方の変化に対応し、活気ある持続可能なまちづくりを進めていくためには、性別による役割分担意識やアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気付き、家庭や働く場などにおけるこれまでの慣行を見直し、性別にかかわらず誰もが個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現が必要です。

◆宇都宮市長 佐藤 栄一(さとう えいいち)
人口減少・少子高齢化の進行や若年世代の首都圏への転出など、私たちを取り巻く社会環境が大きく変化する中、本市が100年先も持続的に発展し続けるためには、女性が生き生きと輝いて活躍できる環境整備が大変重要であります。
このため、今年2月に「第5次宇都宮市男女共同参画行動計画」を策定し、男女が共に活躍できる社会の実現に向けて、私自身が先頭に立って取り組みを推進するため、「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」への参加や「イクボス宣言」を行ったところであり、今後も市民や関係団体、事業者の皆様と連携し、さまざまな施策を実施してまいりますので、皆様のお力添えをお願い申し上げます。

問合せ:男女共同参画課
【電話】632-2346

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