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結核の初期症状は風邪の症状によく似ているため、見逃されてしまうことが多くあります。症状がある場合、結核を疑って早めに医療機関を受診しましょう。
■結核は重大な感染症
現在でも世界の死亡原因13位を占めます。世界人口の23%に当たる約17億人が感染し、年間160万人が死亡していると推定されています。
日本では1日約30人が新たに結核と診断され、約5人が命を落としています。また、本市でも、毎年約30人が新たに結核と診断されています。
■結核はどうやって感染するか
結核は「結核菌」を吸い込むことで、主に肺に炎症を起こす病気です。重症の結核患者がせきなどをした時に飛び散る結核菌を吸い込むことで感染します。
■新型コロナウイルス感染症による影響
健診の延期などにより、発見が遅れる可能性があります。
■高齢者は要注意
気付かないうちに結核菌に感染している人も多く、高齢による体力や抵抗力の低下に伴って発病するケースが増えています。本市の結核患者も70歳以上が半数以上を占め、高齢者は特に注意が必要です。
■結核予防のポイント
過労や睡眠不足、不規則な生活習慣、喫煙などが、体の抵抗力を弱め、発病のリスクを高めます(下のイラスト参照)。そのため、普段から健康的な生活を心掛け、免疫力を高めることが重要です。また、年に1度は健康診断を受けましょう。
なお、抵抗力の弱い乳幼児は結核に感染すると重症化しやすいため、BCG接種が有効です。なるべく生後5~8カ月の間(遅くとも生後1年以内)に接種しましょう。
■予防のポイント
十分な睡眠
バランスの取れた食事
年に1度の健康診断
適度な運動
たばこを吸わない
問合せ:保健予防課
【電話】626-1114
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