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自治体の皆さまへ

決して人ごとではありません 「結核」について正しく知りましょう 3月24日は 世界結核デー

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栃木県宇都宮市

ID:1004514
結核は日本と世界の重大な感染症です
令和4年に結核を発病した患者数は全国で1万235人であり、結核は、わが国の重大な感染症となっています。
本市では、過去3年間で年平均約30人の新たな結核患者が発生しました。結核は決して人ごとではありません。結核の早期発見のために、結核について正しく知ることが大切です。

■結核とは
結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気であり、重症の結核患者の咳(せき)やくしゃみで飛び散り、それを周りの人が吸い込むことで感染します。結核菌を吸い込んでも(感染しても)、生涯のうちで実際に発病するのは、10人に1~2人程度で、全員が結核を発病するわけではありません。
体の免疫の働きによって、結核菌の増殖が抑えられている場合は発病しません。しかし、体内に残った結核菌は、休眠状態で生き続け、私たちの免疫力が弱るチャンスをひそかに狙っています。結核菌に弱みを見せないようにするには、日々の健康管理が大切です。

■早期発見が大切 症状を見逃さないで
結核の初期症状は風邪の症状によく似ているため、見逃されてしまうことが多くあります。また、高齢者では、せきや痰(たん)など、風邪症状が現れないこともあります。せきや痰、微熱が2週間以上も続いている、体重が減る、食欲がない、体がだるいなどの症状が見られたら、結核を疑って早めに医療機関を受診しましょう。

■結核の予防のためのポイント
健康的な生活が免疫力を高め、結核の予防につながります。また、抵抗力の弱い乳児は、結核に感染すると重症化しやすいため、BCG接種が有効です。
感染予防・発病予防のため、普段から「十分な睡眠」「適度な運動」「バランスのとれた食事」「禁煙」「年に一度の健康診断」を実践し、免疫力を高めましょう。

■保健所で支援を行っています
保健所では、結核を診断した医師からの届け出をもとに、患者さんに対して結核医療費の公費負担制度の説明や服薬支援、家族や周囲の人に対する接触者健康診断などを行っています。患者さんも周囲の人も、心配なことがあるときにはいつでもご相談ください。詳しくは、47ページをご覧ください。

問合せ:保健予防課
【電話】626-1114

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