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特集「小山の高校生vol.1」~部活動と仲間~(1)

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栃木県小山市

「同じ目標に向かって、仲間とともに切磋琢磨する時間」
…その時間に長短はあろうと、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?

本号では夏の暑さにも負けずに部活動に励んでいる小山西高等学校陸上部、小山城南高等学校吹奏楽部、小山高等学校剣道部の生徒たちにお話を聞きました。取材していく中で、コロナ禍での自粛期間も乗り越えて前向きに目標に向かって頑張っている高校生がたくさんいるということを実感しました。そして、普段の生活の中で忘れてしまいがちな「仲間の大切さ」について気づかせてくれました。今回は、そんな彼らの活動の様子をお伝えします。

■「励まし合える、仲間がいる」小山西高等学校 陸上部
2023年5月に行われた第64回栃木県高等学校総合体育大会陸上競技。上位校には有名な私立高校が名を連ねる中に小山西高校の名前が。小山西高校陸上部の強さとは何なのか。男子部長の味戸克樹(あじとかつき)さん(三年)、女子部長の濵野友鈴(はまのゆず)さん(三年)にお話を聞きました。
“陸上競技”と聞いて、個人競技と思う人も多いのではないでしょうか。取材を通して、陸上は”団体競技”という発見がありました。チームで頑張る小山西高校陸上部についてお伝えします。

◇強さの秘訣はチームの団結力
練習は大会のスケジュール等を考慮して陸上経験者である顧問の先生が作成したメニューをこなします。取材当日は久々の晴れ間だったことからみんなでウエイトトレーニングを行っていました。陸上競技は多様な種目に分かれますが、ウエイトトレーニングは全員で行います。そのトレーニング内容は一見すると、「これは何部?」と思う程。しかし、みんなの好きな曲を流したり、声を掛け合ったりと和やかな空気。味戸さん、濵野さんは小山西高校の強さはこの“チームの団結力”にあると話します。先輩後輩関係なく、また男子も女子も一緒に練習しているからこそ協力し合えると言います。「夏季練習と冬季練習では山や海に行って走り込みをします。海では足場の不安定な砂浜を走ります。とてもきつい練習なので、みんなで励まし合うことでなんとか頑張れる」と二人は口を揃えます。

◇学校生活も全力で
二人にとっては高校生活も最後の年。同じクラスの二人は文化祭でやることもちょっとずつ決まってきたところだと楽しそうに話してくれました。部活動だけでなく学校生活も全力で取り組むからこそ出せる結果があるのではないかと感じました。
「限られた時間の中で一、二年生に伝えられることは伝えて、悔いのないようにやりきりたい」と味戸さん。「自分のできることをやって、楽しみながら頑張りたい」と濵野さんは話してくれました。
インターハイ出場が目標だと話す二人。近くで見守る顧問の先生は「目標に向かって一生懸命頑張っている」と話します。小山西高校陸上部の活躍が楽しみです。

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