はなちゃん文化財(ぶんかざい)だより 第43回

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■日光型庚申塔(にっこうがたこうしんとう)
市指定有形文化財(建造物)7基・日光地域　平成18年(2006年)3月指定

◇今日は、稲荷町(いなりまち)の虚空蔵尊(こくぞうそん)に来ておるぞ。ここには日光独自(どくじ)の庚申塔があるんじゃ。「日光型」の特徴(とくちょう)は何かわかるかのう?

〇将棋(しょうぎ)の駒(こま)を縦長(たてなが)にしたような形をしているね。太陽と月、2匹のお猿(さる)さん、下の方には蓮(はす)の花が彫(ほ)られているよ!

◇大正解じゃ!かつて稲荷町は稲荷川の対岸(たいがん)にあったんじゃが、寛文(かんぶん)2(1662)年の洪水(こうずい)で流され、現在の場所に移転(いてん)しておる。この庚申塔は、洪水の年から毎年のように建(た)てられ、亡(な)くなった方の供養(くよう)や、町の安全を願(ねが)う想(おも)いが表(あらわ)れているんじゃよ。市内には、ここ以外にもたくさんの日光型庚申塔があるんじゃ。ぜひ探(さが)してみておくれ。

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問合せ：文化財課
【電話】0288-25-3200