5月31日は「世界禁煙デー」です。

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世界禁煙デーは、世界保健機関(WHO)が、タバコの害について啓発し、喫煙しないことが一般的な社会になることを目指し定めたものです。

■タバコと病気の関係
タバコは、肺がんをはじめ、多くのがんを引き起こすだけでなく、手術や抗がん剤治療、放射線療法などの効果的ながん治療の妨げにもなります。
また、タバコの煙に含まれる化学物質は、血液を通じて全身に運ばれ、脳卒中や歯周病、早産、胎児発育遅延など、さまざまな病気の原因となります。

■あなたの大切な人を守るために
主流煙よりも多くの有害物質が含まれる副流煙を吸ってしまう「受動喫煙」が大きな社会問題となっています。加熱式タバコにも、紙巻きタバコ同様に発がん物質をはじめとした多くの有害化学物質が含まれています。
喫煙するときには、吸わない人に配慮することが必要です。自分だけでなく、家族のためにも禁煙にチャレンジしましょう。

■やめたくても、やめられない人へ
タバコに含まれるニコチンには強い依存性があります。そのため、一度目の禁煙で成功する人は少ないですが、繰り返しチャレンジすることで禁煙に成功する人はたくさんいます。今からでも決して遅くはありません。
禁煙外来では、医師による禁煙指導が受けられ、禁煙治療薬の処方も可能です。一定の条件を満たせば、健康保険が適用になり、多くの場合、タバコ購入代より安く禁煙が可能になります。

■日光市の取り組み「喫煙防止教室」
小中学生を対象に行っている喫煙防止教室は、今年で14年目になります。教室では、保健師が講師となり、「タバコの本当の話」をしています。
子どもたちは、喫煙による健康被害、ニコチンの依存性や正しい情報を知らない喫煙者が多いことなどを学びます。教室を受講した後、子どもたちは、家族に学んだことを話してくれると思います。その時は、子どもの話に耳を傾け、あなたの健康のこと、子どもとあなたの未来のことについて、考えてみてください。

問合せ：健康課　保健指導班
【電話】0288-21-2756