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自治体の皆さまへ

「ヤングケアラー」を知っていますか?

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栃木県日光市

最近、新聞やテレビで「ヤングケアラー」という言葉を目にすることが多くなりました。
しかし、この言葉は聞いたことがあっても、改めてヤングケアラーは何かと問われると、まだまだ知られていないのが現状です。
今回の特集を読んで、「ヤングケアラー」についての理解と関心を持つきっかけにしてみませんか。

◆ヤングケアラーはこんな子どもたちです
ヤングケアラーとは、「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと」をいいます。

◆「ケア」と「お手伝い」は違います
子どもが家事や家族の世話をすることは、「お手伝い」と同じだと考える人もいるかもしれません。
しかし、年齢や成長段階に見合わない負担や責任を負い、日常生活に支障が出るくらい長時間にわたる場合は、「お手伝い」という言葉では収まりません。家族の生命や生活に直結する世話などは「ケア」といえます。

◆ヤングケアラーの問題点
ヤングケアラーは重い負担や責任を負うことで、学業に支障が出たり、体調不良になったり、友人関係が希薄になって孤立したり、目指す進路を諦めたりといった影響が出て、本来守られるべき子ども自身の権利を侵害されている可能性があります。
また、子ども自身や家族でさえも自覚がない場合が多く、たとえ周りが気づいても家庭内の問題にどこまで介入すべきか迷い、必要な支援につながっていない家庭もあります。

◆地域の皆さんへ
ヤングケアラーは、家庭内の問題であることから表に出にくく、社会的に認知度も十分ではないため、気づかれにくいものです。
「ヤングケアラーの子どもがいるかも」と少し意識することで、今まで気づかなかったことが見えてくるかもしれません。その際、心配事がある場合は、下の相談窓口をご利用ください。
子どもが自分らしく生活できるように、周りにいる大人がヤングケアラーについて考え、気づき、手を差し伸べられる地域を目指していきましょう。

◆ヤングケアラーに関する具体例
(こども家庭庁ホームページより引用)
※詳しくは、本紙10面をご覧ください。

◎ヤングケアラーに関する相談は
日光市家庭児童相談室
【電話】0288-30-7830
(24時間対応)

◎もっと詳しく知りたい方は
・市ホームページ
・こども家庭庁ホームページ
(※本紙10面にQRコードを掲載しています)

問合せ:子ども家庭支援課 子ども家庭係
【電話】0288-21-5148

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