第35号男女共同参画広報『はーとふる日光』

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「ひとが人として認めあい、ともに育つ地域社会」

市は、平成21年度に「日光市男女共同参画推進条例」を施行し、市民と行政のパートナーシップのもと、「一人ひとりが輝く男女共同参画社会」の実現を目指しています。
その取り組みの一環として、男女共同参画事業者表彰を実施し、男女共同参画社会の実現に役立つ事例の情報発信を行っています。
令和4年度は、G7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合の開催100日前イベントで、2社の表彰式を開催しました。

◆鬼怒川グランドホテル株式会社(宿泊業・飲食サービス業)
▽ワーク・ライフ・バランスを支援するための取り組み
・育児休暇後の働き方について選択し、夫が同じ職場で働いている場合に出勤日を調整するなど、柔軟な働き方を選べる環境作りをしています。
・月あかり花回廊をはじめとした地域のイベントに積極的に参加しています。

▽女性労働者の活躍促進に関する取り組み
・ほぼすべての部署に女性を配置しています。
・100人以下の事業所として、女性活躍推進法・次世代育成支援対策推進法に基づく「一般事業主行動計画」を任意に策定しています。
・男女の役割分担意識の見直しを図っています。

◆株式会社ヨックモッククレア(菓子製造業)
▽ワーク・ライフ・バランスを支援するための取り組み
・育児・介護休業を希望する社員への面談や、休業明けの社員などを対象とした短時間勤務、時間外勤務・深夜勤務の制限を実施し、柔軟な働き方を実現しています。
・原則として、残業を必要としない生産計画とすることで、ワーク・ライフ・バランスの実現を図っています。

▽女性労働者の活躍促進に関する取り組み
・グループリーダー職を創設し、女性を積極的に登用したうえで管理職登用に向けて研修を行い、将来の女性管理職育成を行っています。

▽男女の人権に配慮した働きやすい職場環境づくりのための取り組み
・新任の管理職向けにパワハラ、モラハラに関する研修を実施しています。

■「男女が共に働きやすい職場」の取り組みを募集
市内で男女共同参画の推進に取り組む事業者や団体などを表彰します。
該当者は「男女共同参画社会づくりフォーラムin日光」での表彰のほか、市広報紙、ホームページなどで紹介します。

◇表彰例
・女性の採用、登用および女性の職域拡大に取り組んでいる。
・育児、介護のための休暇などを取りやすい環境づくりをしている。
・女性の人材育成に積極的に取り組んでいる。
・ノー残業デーの実施、特別休暇の充実、有給休暇取得促進の取り組みを積極的に行っている。

◇応募方法
自薦・他薦を問わず応募することができます。
市ホームページに掲載している「応募・推薦用紙」を郵送または窓口に提出してください。
後日、取り組み内容について市から聞き取りをします。

◇締め切り
令和5年10月31日(火)必着

■担当職員インタビュー
総務課　人権・男女共同参画社会推進係
前田(まえだ)係長

◇女性が活躍するまちとは
多様な生き方がある中で、すべての人が自分の生き方を選択できる環境が前提で、政策や方針、意思決定の場に女性の意見が反映され、女性が能力を発揮し、活躍することで、子どもや高齢者、障がいのある方なども住みやすいまちのことです。

◇女性活躍に向けた市の取り組みとは
性別による固定的な役割分担意識の改革のために、市民や高校生を対象とした各種セミナーを実施したり、女性活躍推進に向けた優れた取り組みを行う事業者への表彰を行ったりしています。

◇今後女性活躍のための市の取り組み
G7会合開催を契機として、今年度から市内在住の女性を対象とした「Smart Work Women Project」、男性の家事・育児のスキル向上を目指す「家事の鉄人」のほか、働く女性の活躍推進に関する取り組みを展開していきます。

問合せ：総務課　人権・男女共同参画推進係
【電話】0288-21-5184