■大通寺(だいつうじ)の梵鐘(ぼんしょう)
市指定有形文化財(考古資料)今市地域 平成2年(1990年)3月指定
◇大造(だいぞう)じいちゃん。「大通寺の梵鐘」について教えて!
〇大通寺の梵鐘は、享保(きょうほう)5(1720)年に明神(みょうじん)村の人々によって寄進(きしん)された、天明鋳物(てんみょういもの)の梵鐘なんじゃ。天明鋳物は、現在(げんざい)の佐野(さの)市で約1,000年前から作られてきたんじゃよ。この梵鐘は、明治維新(めいじいしん)の神仏分離令(しんぶつぶんりれい)によって火の見やぐらの半鐘(はんしょう)に転用(てんよう)され、さらに第二次世界大戦中の金属類回収令(きんぞくるいかいしゅうれい)も免(まぬが)れたんじゃ。近年半鐘に代わり、サイレンが設置(せっち)されたため、大通寺に里帰りしたんじゃよ。
◇地域(ちいき)の人々に守られて、何度もピンチを乗り越(こ)えてきたんだね。
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問合せ:文化財課
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