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第36号男女共同参画広報『はーとふる日光』

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栃木県日光市

「ひとが人として認めあい、ともに育つ地域社会」

■家庭の男女共同参画が社会・地域を変える
▽6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事・育児関連時間の推移
(共働き世帯)

令和3年度「男女共同参画白書」より

◆G7日光声明
令和5年6月に「G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」が奥日光で開催されました。
会合の結果として発表された日光声明では、「女性の経済的自立の促進」「無償のケア・家事労働の認識・削減・再分配への取り組み」「ジェンダーに基づく暴力への対策」「固定概念などの社会の意識を変える取り組み」を重要としています。
市は、開催地の責務として、男女共に、希望する「自分らしい」多様な生き方が選択・実現できるよう取り組みを継続して行っていきます。

◆女性の働き方の現状は?
少子高齢化・人口減少により、労働力が不足する中、女性の労働力が必要とされ、共働きの家庭が増加し、女性の社会進出がより進んでいます。
しかし、家事や育児の負担は女性に偏っており、育児期の仕事の中断や仕事時間の制限などもあり、キャリア形成に差が生じています。これは事業者の雇用に対する考え方にも影響を与え、男女間の勤務待遇や賃金などに格差が生じる原因にもなっています。

◆男性が家事に参画すると…
出産後、夫から子どもに移った愛情が回復、家庭円満、離婚率の減少、少子化対策にもつながるといわれています。
また、夫の家事・育児時間が長いほど、就業を継続する妻の割合は高くなり、女性の活躍が進みます。
女性目線の意見が反映される社会・地域は、子どもや高齢者、障がいのある方などにも住みやすい社会や地域づくりにつながります。

◆家庭からの男女共同
市は、平成20年に「男女共同参画都市」を宣言し、男女が共に参画できる社会づくりに向けてさまざまな取り組みを進めています。この宣言日にあわせ、毎年3月に「日光市男女共同参画週間」を設けており、今年は3月13日(水)~19日(火)です。
男女ともに職場・地域・家庭でそれぞれの個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」を実現するためには、皆さん一人ひとりの取り組みが必要です。
今回、市は、家庭からも男女共同参画を進めていくために、「家事分担わくわくシート」を作成しました。

■家事分担わくわくシートの使い方
〜家庭の男女共同参画までの3ステップ〜
このシートは、家事分担の現状をチェックし、理想の家事分担を話し合うことで、家庭の中の男女共同参画を実現できるように作られたものです。
家事の分担は家庭ごとにそれぞれのやり方があります。まずは、次の3ステップで現在の分担状況を確認した上で話し合い、理想の分担を見つけ出してみましょう。
なお、継続して月に1回はチェックするのがおすすめです。

【01】お互いの顔を見てほほえむ
笑いながら、楽しみながら、進めましょう。男女共同参画は決して難しいことではありません。

【02】該当する項目に「〇」をつける
朝夜の家事についてや子どもに関しての項目があるので、実際に週に何回、どちらが実施しているか、該当する項目に「〇」をつけて、現在の分担を確認しましょう。1つと捉えられがちな家事も、チェック項目が細分化されているので、家事負担が見える化できます。

▽例えばこんな項目
・食器を下げる
・食器を洗う・しまう
・洗濯機を回す
・洗濯物を干すなど…

【03】理想の家事分担を話し合う
すべての「〇」の数を足すことで、今の家事分担の状況が把握できます。どのような分担が理想か話し合ってみましょう。

◎家事分担わくわくシートは市ホームページからダウンロードできます。
ぜひ、家庭でチェックしてください。

■令和5年度 男女共同参画社会づくりフォーラムin日光 開催
3月16日(土)に、「男女共同参画社会づくりフォーラムin日光」を開催します。このイベントは、平成21年度から、コロナ禍による中断を経て開催してきました。
今回は、川面充子(かわづらみつこ)氏(宇都宮大学特任助教)が、「未来へ
の一歩:G7「日光声明」と日光市の挑戦」と題して講演します。
また、「女性の起業応援ブース」を出展し、市内で起業している、または起業しようとしている女性の商品・取り組みの紹介、販売、PRなどを行います。

◇フォーラムについて
日時:3月16日(土)午後1時10分開演
場所:中央公民館 中ホール
定員:先着150名(申し込み不要)
※女性起業応援ブースの出展は午後0時40分〜4時

問合せ:総務課 人権・男女共同参画推進係
【電話】0288-21-5184

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